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悪性リンパ腫の闘病生活の記し⑦

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私の闘病記の第七弾です。
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#治療

経過報告。

「書こう、書こう」と思っていても、なかなか進まないNoteの状態を見ながら、早1ヶ月。 「現状報告だけはせめても…」と筆を執った。 体調の面と気持ちの面と理由は様々にはあるが、結果的に色々考え過ぎて何も書けていない…という現状なのだろうと思う。 今回は、なるべく簡潔に近況の病気の進捗について記録として残しておこうと思う。 ▼ 前回からの経過激しい口内炎から1ヶ月。 5月の末に診察を受けた際には、自分的には「まだ違和感は多少残っているが、少し良くなったのではないか」と

~リンパ輸注の不安と『私』~

しばらくリンパ輸注についての記載を続けてきているが、内容には不確かな部分や発言者の見解が異なることも多い。当初記載していた内容が、現在は 覆っているようなケースすらある。 それだけ稀な治療であり、具体的な方向性も見えにくいのであろうが、一般的な解釈でいくと不確かな情報の中に放り込まれると人は不安を感じるのではないかと思う。 家族に都度説明をしている中で前回と違う話がボロボロと出てくれば、なおのことである。 ただ、私個人としては「そんなものだろう」と捉えている。 不安を

~私の知る『リンパ輸注』とは~

リンパ輸注について医師から初めて説明があった際に、ネットで色々調べた結果感じたことがある。 治療自体はある程度昔から存在している様であったが、いかんせん詳細の情報が少ないと感じた。もちろん全てを知るわけではないが、私なりに調べたり医療関係者に聞いた話をまとめていこうと思う。 少しでも、誰かの参考になれば幸いである。 ▼ リンパ輸注経験者が少ない理由これはリンパ輸注という治療自体が、幾つかの特殊な条件が重なる必要があるからであると理解している。今回私が確認しただけでも以下

~まもなく、リンパ輸注~

戻りたくなくて仕方なかった大学病院に入院して、数日が経つ。 精神的にどうなのかと自分に聞いてみれば「早く帰りたい」ばかりが聞こえてくるのは、紛れもない真実であろう。 ただ、あくまでも入院して治療することを選んだのは過去の自分であり、治療による効果にももちろん期待している。 …自分勝手と言われればそれまでであるが、今の純粋な気持ちは「一刻も早く帰りたい」である。 ▼ 自分との約束想定で一ヶ月程度と言われた入院を少しでも有意義に過ごすために、自分なりにいくつかのルールを定

~リンパ輸注に向けての準備~

前回のNoteでは、1月中における私の体調や治療方針などを時系列によってまとめた。 今回は2月に入り、実際にリンパ輸注に向けて動いた流れを記載していこうと思う。 もちろんこれがすべての人に当てはまるわけではないのであるが、一つの事例として捉えてもらえればと思う。 ▼ 帰宅大学病院での説明が終わり、地元へ戻ったのだが小さなトラブルに見舞われた。 単純に「帰りの飛行機で体調崩して降りるときにしんどい思いをした」ということであるのだが、改めて思うのは『小さな変化』も私にとっ

~昨年末から現在に至るまでの体調と治療~

諸々の事情で治療経過を記載出来ず、1ヶ月ほど間が空いてしまった。時系列に沿って記載しておこうと思う。 ※なお、病巣の写真を載せているので閲覧はご注意下さい。 ▼ 2023年末肺炎の治療をある程度終え(正確には治療しながらになるが)私のふくらはぎの腫瘤に対して、服薬による抗がん剤の治療が始まることとなった。 『ハイエスタ』という抗がん剤になる。 これは少なくとも私の悪性リンパ腫が判明した2020年5月の時点では、保険承認されていなかった薬になる。 簡単に言うと、長く生