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悪性リンパ腫の闘病生活の記し⑦

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私の闘病記の第七弾です。
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2024年3月の記事一覧

~リンパ輸注の経過と効果~

リンパ輸注の実施から現在へ至るまでを、簡単ながらまとめていこうと思う。人によって効果や副作用は様々なので、一つの参考例としてもらえれば幸いである。 現時点で感じることは、過去の治療と比較すると「ある程度穏やかだった」という感覚である。 これが「効果」や「ミライ」とどう関係があるかは…残念ながらわからないのであるが…。 ▼ 入院開始と初回投与私が大学病院に入院したのは、2月15日になる。予定としては2月19日に弟からリンパ球を採取し、同日中に規定量の1/10を投与して経過

~リンパ輸注の不安と『私』~

しばらくリンパ輸注についての記載を続けてきているが、内容には不確かな部分や発言者の見解が異なることも多い。当初記載していた内容が、現在は 覆っているようなケースすらある。 それだけ稀な治療であり、具体的な方向性も見えにくいのであろうが、一般的な解釈でいくと不確かな情報の中に放り込まれると人は不安を感じるのではないかと思う。 家族に都度説明をしている中で前回と違う話がボロボロと出てくれば、なおのことである。 ただ、私個人としては「そんなものだろう」と捉えている。 不安を

~もう少し、元気に過ごすために~

病院生活は、退屈だ。不自由だ。早く帰りたい。 ただ、ずっとそう考えていると病んでしまう。 集中治療室で体中管だらけで横たわり、食事も排泄も全て人任せの自分を経験しているからこそ、今の自分は『自由』だと感じられる。 パズルの足りない部分を探すのではなく、足りている部分に感謝することは私の矜持の一つであるが、現状を理解して少しでも元気に過ごすための工夫や思考を少し書いていきたいと思う。 ▼ 食事の『正解』は難しい『食』に関する情報は実に様々である。時代によって賞賛されてい