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悪性リンパ腫の闘病生活の記し⑥

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私の闘病記の第六弾です。
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#再発

~再発の影響が進んでいるのか…?~

2週間置きに病院に通い、血液検査等を受ける。その中で新たな皮下腫瘤が複数見つかり、形成外科との打ち合わせを経て再度生検となった。 …自分のリンパ腫のタイプは、やはり皮膚転移していくものなのだろうか? GVHDに伴う可能性のあるかゆみや赤みは正直全身に出ている。何がどうなのかを判断することは自分ではもちろんのこと、医師でも難しい様だ。 その中でも過去の経験上、皮膚に『弾力性』があるかどうかに注意しながら私は普段を過ごしている。身体のチェックは「しこりを感じるかどうか」であ

~3度目の再発を受けて~

再発を迎えた今の感情は、正直なところ怖いくらいに淡々としている。 …なんだろうか? もっと感情的になったり、絶望したり、悲観したりとそんな感覚が大きいのではないかと思っていたが、気持ちが悪いほど達観している。 一番感情が辛かったのは、どうやら1度目の再発の時であると記憶している。それが場数をこなすにつれて、自分の病気のしぶとさから一種の『慣れ』の様なものを自分の中に確立させてしまったのだろう。 「辛い」「悲しい」といった感情は必ずあるはずなのに、今の自分に探しても見当