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街からパン屋さんが消えていく

 全国にはたくさんのパン屋さんがありますが、ほとんどが小規模なパン屋さんだと思います。早朝から夜遅くまで大変なご苦労されているかと思います。
 昨今では、円安で輸入物価がどんどん上昇しています。材料価格、人件費、電気・水道などの光熱費もどんどん上がっています。

 特に食品業界などは、ほとんどが、薄利多売の業種です。商品価格にプラスすればいいじゃないかとという人がいますが、なかなかそう簡単にはいきません。
 多少の価格アップは、お客さんも仕方ないなぁ~と思うかもしれませんが、材料価格などの価格上昇分を商品価格にプラスすると計算上、大幅に値上げしなくてはならないのです。

 そうなれば、お店側としては、御客離れにつながるのではないかと考えてしまいます。商品価格を多少上げたとしても、実質の利益分が無くなってしまうという計算になります。

 今までも、ぎりぎりの経営状況を続けてきたにも関わらず、そこからまだ利益が少なくなるとすると、経営が行き詰ってしまうのは当然の事かと思います。

 大手の製パン企業もどんどん寡占化が進み、中小の製パン会社も消えていっています。大手コンビニや食品スーパーなどがパン業界にどんどん参入し、技術レベルも上がってきているので、街からパン屋さんが消えていく一つの理由かと思います。

 大変難しい事かと思いますが、今までのパン屋という概念から脱却し、新しい発想と概念を超えた技術が必要かと思います。

 
 
 
 

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