閉鎖病棟のこと2

過量服薬で救急搬送された後精神科に転院させられた。
搬送された病院が色々あって(過去記事参照)家から遠いところだったので、転院先も家からだと車で1時間くらいかかる病院だった。

搬送先から直接転院先に行き、着いたのは18時くらいだった。
外来の廊下は真っ暗で怖かった。
診察で医療保護入院が決定し、急性期病棟に上がることになった。
土曜日の夜勤帯で緊急入院してしまい本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
身一つで入院してきたので、次の日親が荷物を持ってくるまで暇で仕方ない。病棟内を探検したりしたと思う。

希死念慮があるということで、携帯の充電コードは没収された。ナースステーションで充電してもらうことに。内向的なのでいちいち頼みにいかなきゃいけないのがしんどかった。

入院して1週間くらいしたときに、病棟内でノロウイルスが爆発的に流行し、自分も罹ってしまった。
最初はデカビタ的な黄色い炭酸を飲んだので胃もたれしたのかと思ったが、徐々に寒くなり発熱もした。
絶食になるかと思ったが、使い捨ての食器で食事は供された。
そこそこ熱は出たが3日程度で症状は落ち着いた。

ノロウイルスの症状が落ち着いたら部屋を個室から2人部屋に移された。
同室の人も問題なく、自分のスペースも広かったので特に不満はなかった。

次に6人部屋に移された。これが最悪だった。自分のスペースが狭すぎるし(セミシングルのベッドとロッカー、床頭台分の横幅のみ)、移されたその日に同室の人が主治医に激怒。怖くなり頓服を飲んだ。その人が退院するまで地雷を踏まないように生活するのが嫌だった。最終的に談笑するまで関係を深めたが。

隣のベッドに嫌いな人(他人に高圧的、なぜか覗いてくる)が来て部屋が落ち着ける場所じゃなくなり、部屋の外にもずっと怒っている怖い人がいて、どこにいても休まらず、泣きながら病棟内を歩いて一日で2万歩いったりした。

1カ月弱経ったとき母と主治医が面談し、1週間半後に退院が決まり、問題なく退院したのだった。

私の生き辛さは統合失調症云々よりASDで社会とうまく関われないところが大きいので社会と隔絶されている閉鎖病棟に入院したら安定してしまう。過量服薬への衝動も一過性で過ぎてしまえばなんともないのだ。
だから何度か頓服を飲むことはあっても基本は落ち着いて過ごせた。
何度もnoteに書いているがその衝動をうまく回避できるようにならなければならない。どうしたらいいのか。

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