見出し画像

背筋の凍るボーリング

😀😀😀/ボーリング

休み。 家族でボーリングだ。 平和。 豊中あたりのラウンドワン到着。

下の息子は三歳だが、やらせてみることに。

息子、ムスメ、僕、ヨメの順番。 
ガターに落ちないように、ガードレールみたいなのを出して貰いスタート。 便利。 

普段は「ガーター」と発音しているが、ここは正式に 「ガター」としておく。

ガター有りだと、子供の玉は全て落ちてしまう。 
何故、上手くいかないのだ!と歎き苦しみ、、遊びではなく、ただの試練になってしまう。
なので、ガードレールは、とても便利だ。

先ずは息子の人生初、第一投目。 

はい、馬鹿力!。 

6ポンドの玉をドッチボールみたいに投げた。 まさかの横投げ。 
ド〜〜ン! 響き渡っている。 三歳の仕業とは思えない、ど迫力。
荒っぽく投げたが、ピンに向かい、真っ直ぐ転がった。 
薄々、気付いてはいたが、馬鹿力だ。 
瞬発力は、ヨメ似。 ヨメは走るのが速い。それも、受け継いでいる。 
下半身だけでなく、上半身も瞬発力の塊のようだ。

息子が終わり、次は六歳ムスメの、第一投目。 
ああだこうだ、教えるが、全くいう事をきかない。 
ボーリングに対して、何一つ培ってきたものなど無いのに、、
もう既に「自分の型があるので!」 みたいな事を言ってくる。

六歳ムスメ、人生初、第一投目。 ノーバンでガードレールに直撃。 
ガッシャーン!! 物凄い音がした。
ガードレール、折れるかと思ったし。 思わず店員の顔色を、伺ってしまう。
出て行かされるのでは?、思わずにはいられない。 毎回これが続けば、出入り禁止になるだろう。

ノーバンガードレールなので、前方への力を失い、、
速いミミズぐらいしか、スピードが出ていない。
ピンに到達しても、一本も倒れず、そのまま立ち往生しそうだ。 
ピンを回収するバーに、立ち往生の玉が引っかかって、、
ボッッキ〜〜、とか、なったらどうしよう?。 思わずにはいられない。 

なんとかセーフ。 ムスメの二投目。 
さっきの件があるので、念入りに投球ホームを指導した。
全然いう事を聞かない。 というか聞いてはいる。 
が、周りの大人のように、スピードのある玉を、投げたいがあまり、素振りと本番が全くの別物。

ゴルフの打ちっぱなし場でも、たまに、こういうオッサンおる。
端から、なんとなく見てて、「中の上ぐらいの素振りやなぁ」と思い、、
引き続き、見ていたら、、「おいおい正気か〜!」 という、スイングのオッサン。

あの素振りは、ネタ振り以外の何物でもない。

今のムスメは、正にそれ。 
隣のレーンの、中学生男子達の様に、力強く投げたくて仕方ないのだ。

そしてムスメは、二投目を投げた。 

玉は、とても勢い良く、中学生男子のレーンへ。
そして案の定、ガターへ。
中学生男子達のスコア表に、ムスメがガターをお見舞する。

液晶画面に、デカデカと「G」と出た。 最悪。 なんか、コカ・コーラが画面の下半分に注がれて、『シュワ〜〜』となって、、でっかく「G」 
もう、際立って、際立って。 最悪。

夫婦揃って、謝りまくり。 

転がった瞬間は、背筋が凍りついた。  
止めようと追いかけたが、そういう時に限って、スピードが出ている。
店員へ向け、、遭難してる人ばりに激しく手を振ったが、、
店員も間に合わなかった。

気まずいの、なんの。 中学生に、あれほど謝ったのは、生まれて初めてだ。

ムスメは、なんとも思っていない。 
「まぁ、レーンとか関係なく、だいたいで、やろうや!」的な感じだ。
投げてすぐ、友達の話しをヨメにしている。

中学生男子たちの、スコア表に出た「G」を、店員に取り除いて貰い、再スタート。

子供といると「もし、ああなったら嫌やなぁ」と思うことに、ちょくちょくなる。

まぁ、気不味かった、気不味かった、、もう、「G」が際立って、際立って。


おやすみなさい。

三冊目の本を出したいので、宜しくお願いします🙇🏻 二冊目の「超人間観察」の方が面白いのに、何故か売れ行きが……。 宜しくお願いします🙇🏻