ゲームセンターでの甥っ子

近所に､ヨメの姉家族が住んでいる。　そこには､うちと同じ､五歳の息子がいる。
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僕にとっては､甥っ子だ。
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西森家の五歳息子が、甥っ子の話しをし出した。
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先生はリビングで、、
「スーさん､面白いで！スーさんめっちゃ面白いで！ 」と､やかましい。
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スーさんとは、甥っ子のことである。
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先生の「面白いで！ 」　で、、面白かった試しがない。
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期待せず､話しを聞く。
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小二のムスメも参戦してきた。　同じく､その場にいたのだろう。
エピソードを取り合いながら､話している。　
お互いが、相手の間など､関係なしに、強引に話しを取り合って、喚き散らす。
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このパターンで、面白かった試しがない。
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期待せず､話しを聞く。
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話しの内容は……というと。
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その甥っ子が、ゲームセンターで、車ゲームのマリオカートをやっていたらしい。
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すると、たまたま出くわせた、近所の同い年の女の子が、、甥っ子の運転する姿を見ていたらしい。
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それに､気付いた甥っ子は、意識したのか、、そこから急に、片手運転になったらしい。
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面白い！　子供のエピソードとしては、ほぼ100点だ！
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面白いではないか！！
それだけ､お互いを無視して、話しを奪い合って、よく、ゴールまで､辿り着けたものだ。
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阪神巨人師匠ぐらい、やり取り速かった。
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しかし……子供の「面白いで〜！」が、面白くあっては不自然だ。
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どういうことなのか、原因は不明。
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そして、思う。
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じゃあ、、言わしてもらうけど！！
これからは、あの頻繁にしかけてくる「パパ〜見て〜」の後、、
見てみたら、背伸びだけして「おっきいやろ〜」
いうの、絶対やめろよ！！
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エピソードのクオリティとの、バランスが､全く取れてないからな！！
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PS……

うちの五歳息子の、マスクの取り方。　
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それは、真ん中の布の部分を持って、紐がかかっている耳の存在など無視して、、
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思い切り､引きちぎる。　これが､息子のマスクの取り方。
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これも、、エピソードのクオリティとの、バランスが､全く取れてないからな！
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おやすみなさい。

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