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痔瘻フェス(全文読める後払い)

2019年の日記『日記朗読ライブ抜粋』

夜22時、久しぶりのフットサル。
「FC林」という、ギャロップの林さんが仕切る、フットサルチームでの紅白戦だ。

毎度紅白戦しか、していない。

人数が足りない時は、、FC林メンバーではない、若手芸人が、人数合わせで来てくれる。
今回も来てくれた。 殆どが、どこの誰か、よく分からない。

10分前に現場に到着。 着替えてタバコを吸っていた。
助っ人の若手の子に、、
「挨拶宜しいですか?」 と、何期の誰だと、自己紹介された。
『西森です、宜しくお願いします』返す。

初対面の後輩は、先輩に挨拶するのが、この世界のルールだ。
たて続けに2人にされたので、覚えようと必死になる。

すると、その2人のうちの1人の、安部が話しかけてきた。
「西森さん痔瘻(じろう)だったんですよね?僕もなんですよ」

こんなところにも痔瘻仲間が。 痔の親玉、痔瘻。聞くと、僕と同じシートン法の手術。 担当の先生まで同じ。
関西に2人しかいない、痔瘻のスペシャリスト斉藤先生。 当然、病院も同じ。 
痔瘻談義に花を咲かせた。 咲きまくり。 
痔瘻持ちとは、めったに出会えないので、途端に満開。

「僕もです」 先ほど挨拶された、もう1人の助っ人も言い出した。 
ショウゾウという名の後輩だ。

びっくりし過ぎて 「ええ〜〜〜!!」 叫んでしまった。 
またもや、同じ治療のシートン法。 
痔瘻談議に花咲が咲いているところへ、、
満開の桜の木をトラックに積んでやって来た。 途端に満開だらけ。 
頭に花びら、振りかかりまくり。 ワンカップ大関に、こんもりと桜乗りまくり。
そして間もなく、造幣局の通り抜けの量に。

「僕もです」  もう1人、入ってきた。 

ええ〜〜〜! そんなに誰でもなる病気では無い。 多い多い、多過ぎる。 

ボーボーの、しだれ桜が目の前を遮り、お互いが全く見えない。

11人中、4人痔瘻。 
最後に入ってきたのは、FC林メンバーのゴールキーパー、長谷川だ。

よく病状を聞くと、長谷川はイボ痔だった。 
僕らが楽しそうに話しているので、つい入ってきてしまったようだ。

しかし、そこは、フェラーリとランボルギーニぐらい違うので、、
『お前は違う、わきまえろ!』と、突っぱねておいた。

車に疎いオバちゃんからすれば、同じだろうがそれは、全くの別物。

突っぱねておいた。


おやすみなさい。

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