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精液検査はどうやって受けるか?

男性不妊の診療で必ず受けるであろう、精液検査について書いてみます。

検体の採取方法

精液検査といっても検体の精液を提出したら他にやることはないんですが、検体の採取方法で提出までの流れがちょっとだけ異なります。

検体を自宅で採取して持ち込む方法と、診察を受ける病院の検査室で採取する方法の2つが方法があります。

持ち込み

自宅で採取して持ち込む方法は、予め検体の容器をもらっておいて、その容器に入れて提出日に検体を提出します。わたしはクリニックで1回、大学病院で2回、この方法で検査を受けました。

容器本体は透明なプラスチック製で、白いスクリュー式の蓋付き。大きさはツナ缶を2,3個重ねたくらい。容器と一緒に容器を入れるチャック付きのビニール袋もついてきました。

容器の蓋と本体の両方に、氏名(妻の診療に付随する検査の場合、夫婦両方の氏名)と検体の採取時間をマジックで記載し、容器を入れるビニールにも氏名を記載します。採取した検体は4時間以内に提出。時間制限は病院によっても変わってくるようです。

採取後の検体は温めるのも冷やすのもNGらしく、ビニールに入れた容器をタオルに包んで運ぶように言われました。

検査室で採取

検査室で採取する方法では、病院に設置されている専用の検査室で採取して提出します。大学病院で2回、この方法で検査を受けました。

この場合の大体の流れは、

検体を入れる容器とビニール袋をもらう(持ち込みで使うものと同じもの)
検査室の内鍵をかける
検体を採取
容器本体と蓋に氏名と採取時間を記載
ビニール袋に氏名を記載し、容器を入れる
内鍵を外し、ナースコールを押して検体を提出する

検査室の内装は、

不織布の使い捨てカバーがかけてあるソファ
テレビラックとモニター
調光式の照明
洗面台

があり、広さは3帖くらい。病院の一室という感じでした。

持ち込みか検査室かは、指定がある訳ではなく、事前に検体の採取がわかっている場合、事前に容器をもらって持ち込みにすることもできるようです。検査室での採取に抵抗がある場合は、容器をもらって持ち込みにするのが良さそうです。

結果が出るまでの時間

検体提出後、結果が出るまでの時間は検査を受けるクリニック・病院によって変わるようです。

精液検査の設備のある病院の場合、検査結果がでるまで1時間ほどでした。検査設備のないクリニックの場合、検査のできる専門の施設へ検査を依頼するので、多少時間がかかるようです。

大学病院で検査を受けたときは、診察を受ける1時間前に受付に検体を提出して、診察のときに結果を聞くようにしていました。

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