ある場末のメンバー規制

Twitterで見てる人もいるかもしれませんがフォロワーのとりゅ君が働いている店での麻雀の規制についてボヤキをスペースやツイートで語っています。

色々な意見はあると思いますが、とりゅ君は友人でもあるため自分としての意見は書きません。

以前歌舞伎町にあった場末雀荘プラスワンの話。

昔ながらの歌舞伎ルールのお店韓国人のママが経営していた場末店でした。
たまたま堀プロが働いていたので昼間打つようになりました、年配の関さんというメンバーがいてお昼を作ってくれます。
その本格的なランチもお店の魅力でした。

井上というマネージャーがお店を仕切っていて、アウトオーバーの関さんはお店でも馬鹿にされていて、陰口も言われていました。

お店の従業員規制はモロヒの禁止、2着やめなし、ぐらいで他にもあったかもしれません。
なんとなくは堀プロから内情を聞いていて、誰も井上マネージャーが決めた事には逆らえないようでした。

お店のお客さんの雀力も低くそれぐらいの規制はたいしたことなかったと思いますが、規制されていたことのストレスは感じているようでした。

お店に働いて3ヶ月もすると、堀プロの強さは
お店でも知れ渡り、麻雀を打ちたいお客さんや麻雀の質問などをするお客さんが増えてきました。

お店の中心メンバーと認められた堀プロはマネージャーとオーナーのママにメンバー規制をやめないか?と相談します。

規制を受けることによるマイナスが嫌なのではなくお客さんにも真剣に麻雀を楽しんでもらうためにはメンバー規制は不要だと

マネージャーは大反対します、常連が嫌がるだろう、お前は何もわかっていない、店を潰すつもりか?など捲し立てられました。

しかしママが
「堀君が言うなら間違いないのかもね、私も麻雀下手だけどうまい人をやっつけたいと思ってるんだよ、でもせっかく堀君に勝っても規制があるからなんて言われたら悲しいからね」

鶴の一声でメンバー規制がある日なくなりました。

次の日にはメンバー規制はなくなりましたの大きな張り紙が壁には張り出されました。

しばらくして、関さんにお昼を作ってもらって食べてる間に規制の話をしたら

「いくらあんな風に書かれても、何十年もやってこなかったことはやっぱりできないんだよ、やっぱり一巡回しちゃうんだよね、だから勝てないんだけど」

なんかもともと関さんは好きだったけど、この話聞いて余計に好きになりました。

やがてアウトオーバーで店を今月でやめると聞いたので麻雀勝った日にこれで帰り飲んでください、いつもお昼ご飯おいしかったですとお金を少し渡しました。

関さんがやめた後に堀プロから連絡来て関さんから手紙を預かっていますと連絡がありました。

内容は先日のお礼と普段からマネージャーから色々庇ったことのお礼が書いてありました。

その最後に特別にりょうさんにだけ今週日曜日のメインレースの勝つ馬を教えると一頭の馬の名前が書いてありました。その馬は9着でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?