彷徨える麻雀プロ7

朝いつものように私が麻雀を打っていると見知らぬ番号下4桁が0110から着信がきた。

この番号は基本的に警察署からの番号で特に心当たりがあったわけではないが、驚きながら電話にでた。

「おはようございます、私入間警察 生活安全課の渡辺と申します、実は真田槐こと卓郎さんが相談に来てまして、真田塊こと太田さんでよろしいでしょうか?」

これが第一声だった、自分が面白おかしくやっているTwitterが忙しい警察官に手間をかけさせて本当に申し訳なかった。

「すいませんなんのことかわからないです」
この一言で

「そうですか。お忙しいところすいませんでした」と警察官は電話を切ってしまった。

おそらく真田槐とか真田槐とか突然言われても全く理解できないまま、とりあえず電話をかけて宇美卓郎を納得させたんだろう。

少し考えれば蔵プロのように弁護士に相談に行くという考えが浮かびそうだが、警察に行くというのも真田らしい選択のように思われた。

ただ元々真田を嫌いなわけではないのでそこまで悩んでいるなら、ほどほどにしようかと思った。

山脇との破局を癒してくれるのは大久保の寺小屋だけだった。
年上の嬢を指名しては全てを忘れて射精した。

次に恋に落ちたのは歌舞伎町の覗き部屋で働くダンサーだった。歌舞伎町を歩いたことがある人なら一度は見かけたことあるだろう老舗の覗き部屋

この店でショーの後に女性からお金を出すとサービスを受けられるらしい、そこでのサービスは基本ゴムをつけてのものらしいが

「槐くんは特別だよ、イケメンだから」
この言葉と共に彼女はゴムを外した。

「そんなことされたらチャンカワイじゃなくても惚れてしまいますよね?、たぶん彼女も俺の事好きだと思います、また明日も彼女のお店でデートなんですよ」

幸せそうに語る真田槐がいた

あれだけ真田塊に色々暴露されているのに自らネタを提供してくるのが真田槐の人の良さと愛されている理由だと思った。




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