私が見たマナーの良いプロ悪いプロ

麻雀プロなら強い弱いは千差万別でも、競技麻雀をやっているならさすがにマナーは良いだろうと思うかもしれませんがそんなことはありません。そもそもフリーと競技では求められるマナーも違うのです。形にこだわる競技と違って、フリーは時間が限られる客が多いのでなるべく速く打つことが求められます。もちろん考えてはいけないということではなく、不必要に遅く打つことはやめるべきだということです。

今までフリーで数多くのプロと打ってきましたが、その中でマナーが良いと思ったプロ、マナーが悪くてイライラしたプロを2人ずつ挙げていこうと思います。

先に悪いほうから挙げていきます。

第2位 最高位戦 醍醐 大(だいごひろし)プロ

この人はフリーで同卓した時に、チーをする時に面子を晒して鳴いた牌を持ってきてから打牌をします。競技ではそのように決まっていますが、フリーでは時間短縮のために晒して打牌してから牌を持ってくる人がほとんどです。
それだけならちょっと遅いなぐらいで終わるのですが、何故かいつも醍醐プロはポンの時は打牌してから牌を持ってくるのです。

何故チーとポンで違うのか、競技プロなのに作法の統一も出来ないのかと思うとイライラが止まりませんでした。
たしかに些細な事です、普通のお客さんなら気にも留めないような事かもしれません。ただ腐っても競技プロならアホだなと思いました。

その後その店の従業員にあの人なんであんなことしてるの?と聞いたところ、「昔からからですね、わかんないです。信仰宗教にでも入ってるとしか思えないです。」と言われました。
ただ人柄は良く村上さんがあれだけ大好きだった近藤さんと結婚できたのも理解できます。
村上さんは近藤さんをしつこく誘うあまり今まで奢ってた金額の合計金額を突き返されたという事件がありました。これは全く違う話ですが

第1位 最高位戦 石田 時敬(いしだときたか)プロ

とにかく遅いです。競技麻雀は2分ぐらいの長考は当たり前ですが、フリーでこれをやるのは早く打ちたい他の客に対して失礼です。
もともと麻雀下手なプロが遅いのだけは不快でした。

ある日フリーで決定的な出来事がありました。東1の北家のリーチに対して南家の石田プロが異様な捨て牌をしています。しかもリーチに対して無筋の赤を切ってるのでほぼ国士無双のテンパイだと思い親の私はベタ降りをします。すると石田プロが4枚目の発を引きヅモしました。国士をツモられたので私は16000点を払おうとすると、自分の手牌を開ける前に牌の上下を揃えさらに1m9m1p9p…ときれいに並べ始めるのです。私含め他3人はもう国士だとわかってるのですぐに開けない石田プロにイライラし始めます。後ろのメンバーが国士無双おめでとうございますと言ってもまだ東南あたりの理牌をしています。そしてようやく長い理牌が終わって手牌を倒してから一言「8000,16000です」

55000点でコールドの店なのでトン発役満上がれば終了です。四枚目でツモの瞬間に精算準備をしてる中で理牌しているシュールな光景でした。
親である私は処刑台に乗って落ちてくるギロチンをぼんやりと眺めているようなものです。

たしかにそんな長い時間ではありません、自分の器が小さいだけなんですが。

国士を上がって理牌するのが正しいマナーとは思えなかったのです。

すぐに卓が割れたのは言うまでもありません。

マナー良いと思ったプロはまた別に書くことにします。

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