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#祝シャニマス 2周年!(後編)Straylight(ストレイライト)の好きなところを3000字で語る

あかりんごダメでした。(案の定)

結局ドロップは0枚、メダル交換でなんとか1枚確保した有様。

山形県民の面汚し!

というわけでのっけからシンデレラガールズの話をしてしまいましたが、今回はこちらの記事の後編です。

後編は担当ユニット・Straylight(ストレイライト)について。

シャニマス初の追加アイドル

ストレイライトは、私が初めてシャニマスに触れるきっかけになった1stライブで追加が発表された新アイドルでした。

1stライブの感想は前述の通り、まっすぐで愚直なほどの、1stライブらしい1stライブ。

が、その終盤に追加が発表されたストレイライトの3人は、何ともクセのありそうな雰囲気を纏っていました。

ライブ全体から受けた印象とはちょっと違う3人の空気に、嵐の前のようなザワザワする感じを覚えたのをよく覚えています。

しかし実装された3人の個性は、ちょっと想定できなかったレベルのものでした。

既視感の無い個性

超絶天才肌のあさひを筆頭に、アイマスシリーズのキャラクターとしては他に類を見ない二面性を持つ冬優子と愛依。

あさひはアイマスシリーズで言ったらシンデレラガールズの一ノ瀬志希と肩を並べるくらいの天才肌だと思うし、冬優子と愛依の二面性はちょっと他に思い当たりません。

強いて言うならミリオンライブ!の望月杏奈あたりが近いのかもしれないですが、杏奈がステージで変貌するのはいわゆる「スイッチが入った状態」なので、本質的には別物。

そんな3人の、既視感の無い姿が鮮烈で、あっという間に惹き込まれてしまいました。

この辺りはアルストロメリアとは全く真逆のパターンなんですよね。

ストレイライトの曲は大好きなんですけど、「ストレイライト」というキャラクターを差っ引いて単純に曲だけ聞いてたら好きになってたかと言われると、多分そうでもない。

もちろんキャラクターを知った上で聴く時のストレイライトの曲は最強です。

バンナムフェスの時に東京ドームで聴いた「Wandering Dream Chaser」は血液が沸騰するかと思った

「アイドル」というただ1点で重なった3人

ストレイライトの何が好きかって、この3人で、このユニットでアイドルをやることに強い必然性を持ってるところ。

全員が幼馴染であるnoctchill(ノクチル)と比べると正に対照的なんですけど、この3人ってアイドルやってなかったら絶対に出会ってない。

出会うはずの無かった3人が「アイドル」という1点で結びついているからこそ、ユニットが強固な必然性を得ているところが大きな魅力だと思うんです。

なので、この3人はお互いに本音で向き合うし、「アイドル」というものに対して妥協をしません。

この辺はちょっと劇場版あたりの765ASに近いものを感じていて。

特に劇場版で伊織が志保に「私はみんなのこと、ライバルだと思ってるわ」と告げた姿が、なんとなく冬優子と重なったんですよね。

3人が3人、色の異なる危なっかしさを持っているにも関わらず、ユニットとしての塊感があるのは、この必然性によるもののような気がします。

シリーズ屈指の風雲児

最初はストレイライトという「ユニット」に惹き込まれていって、3人の中で突出して好きな子がいるわけではなかったんですが、ある時を境にあさひの魅力を殊更に大きく感じるようになりました

それが、2019年9月に追加されたストレイライトの「ファン感謝祭」シナリオ

先ほども少し話した通り、私はあさひのことを一ノ瀬志希に近い存在だと思っていました。

でもファン感謝祭で、その認識は間違っていたと気が付きます

志希は多分、自分の能力と孤独の狭間で心を揺れ動かしたりしない。

きっと、他人の成長を自分の糧にすることもしません。

卓越した能力を持っているが故の危うさで言えば、志希が周りを壊してしまうような危うさであるならば、あさひは自らが内側から壊れてしまうような危うさであると、私には感じられました。

そんなあさひの不完全性は、「プロデュースしたい」と思わされる、大きな魅力だと思うのです。

あさひにとっての「ストレイライト」

ファン感謝祭であさひが感じた「寒さ」は、前述したストレイライトというユニットが持つ必然性に走ったひび割れだったのではないかと思います。

自分に出来る最大限のパフォーマンスを出し切ることと、ストレイライトというユニットでアイドルをすること。

この二つに乖離が起きてしまった時、あさひは「アイドル」ではなくなってしまいました。

あさひにとって「自分に出来る最高のパフォーマンスをすること」がどれほど重要なことかは、W.I.N.G.編で深く描かれています。

それほど重要なことと、ユニットの二人との差を天秤にかけた時、アイドルとして機能不全を起こすくらいに思い悩んでしまうということ。

それは、あさひにとってストレイライトというユニットがどれほど重要かを暗に表しているのではないかと思います。

卓越した能力を持ちながら、全てを省みずにそれを行使することができないあさひの弱さ。

そこに、冬優子と愛依が「死に物狂いで食らいつく」という形で「寄り添う」という選択をするのが、なんとも歪で美しいと思います。

余談ですけど、髭というバンドの曲に「なんて素敵でいびつ」という曲があるのを思い出しました。

ストレイライトのファン感謝祭のエンディングテーマにしたい。

「シナリオの巧みさ」という強み

個人的に、ストレイライトのファン感謝祭シナリオには、シャニマスの強みであるシナリオの巧みさの粋が現れていると思っていて。

ファン感謝祭が追加された時期の記事で

「W.I.N.G.編ではアイドル個人にフォーカスしていたため、ユニットの部分が希薄になってしまっていたので、その分ファン感謝祭ではユニットにフォーカスしている

というような話を読んだ記憶があります。

ストレイライトのシナリオで言えば、W.I.N.G編で事細かに描いてきたあさひの「最高のパフォーマンス」に対するこだわりとユニットを天秤にかけさせることによって、逆説的にユニットの重要性を表現している。

前編のアルストロメリアでも触れましたが、こういうシナリオの構成に力を入れているところは、シャニマスの大きなポイントだと強く感じます。

前後編総まとめ

こうして担当やってる2組を振り返ってみると、シャニマスの中でもほぼほぼ対極に位置するユニットを好きになってる辺りが面白いな、と。

片や双子の姉妹、アイドルをやっていなかったとしても、離れようと思っても離れることは無い2人。

でも甜歌と甘奈は、もしアイドルになっていなかったら、お互いの間にほんの僅かな隙間を抱えたまま生きていたと思うんです。

片やアイドルになっていなかったら出会うことは無かったであろう3人。

だからこそ「ユニット」としての結びつき強さは、アイドルマスターシリーズ全体を見回しても随一だと思います。

自分はこういう、極端な関係性が好きなんだろうなぁ、と思います。

大崎姉妹にせよストレイライトの3人にせよ、今後2周年、3周年と月日を重ねていく中で、それぞれの関係性がどう変わって行くかが本当に楽しみです。

前後編と長々書いてきましたが、少しでもこの2組の魅力が伝わったなら幸いです。

御精読ありがとうございました!

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