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ゾンビの帰り道のひとりごと
なぜこうなってしまったのか。
締め切りがギリギリでやばい。今日も早起きして稼働していたのだけれど、途中で諦めて、いま家路についている。
思い返すと、ターニングポイントはGW前であった。もう少し早くわたしがリマインドをかけていれば……ということがあり、3日予定が押した。あの3日があったならと思いながら、いま、まるで魂が抜けたような状態で帰宅しているというわけである。たぶん、歩き方はゾンビに近い。
ぜんぶわたしが悪い、というのも自意識過剰かもしれないけれど、畢竟わたしがわるい。やるしかない。
でも今日は、すばらしい作家さんと打ち合わせができた。ちょうど上京されていたタイミングだったのでお会いできて幸運だった。話しているあいだ、あまりにすごくて鳥肌が立ってしまった。頭の回転のはやさと、覚悟の決まってる感じ、とんでもない。
すごい人に会ったとき、泣きそうになるの、なんなんだろう。
いや、大人なので頑張って泣かないけど。はじめて会って泣いてくるやつ、すごいあぶないと思う。いや過去に泣かれたことあって、そのときやばいなんて思わず慰めたけど、でもやばいと思われる可能性、全然ある。
なんか、生きてるって感じが強くするのと、「この人が存在してるの尊い」って感じが合わさって、ぐわっと胸が熱くなって涙腺が刺激される、のかもしれない。
仕事でミスをして泣くことって、社会人経験のなかで、ほとんどない。すごく冷静になる。大学生のときはアルバイトから家に帰って泣いていたけど、職場が苛烈だったのであれは例外だと思う。
泣くのはいつも、うれしいときだ。
締め切り間近でそちらに意識がいってしまうけど、そういえば日付が変わって今日は担当した2冊の新書が発売になる日だ。書店に見に行きたいけど、行けるのは金曜日くらいになるだろうか。泣かないように気をつけよう。
さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。