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「GR Cafe」へ行ってきたよ。

昨日は有給休暇を取って、「GR Cafe」へ行ってきた。

GRという、ハイエンドのコンパクトカメラ(コンパクトカメラって呼び方でいいのかな…言葉が足りてるかな…)をすきなひと、使っているひとが、自由に遊びにギャラリーに遊びに行っていいという太っ腹な企画だ。いつも「GR BLOG」を書いてるリコー社員のライターさんたちにも会えるし、和菓子も用意してくれるし、GRがすきなひととも交流できる会。

もともとGRがすきだけど、GRのいろんなイベントに参加するのはちょっと気後れしていた。持っているのはGRD4と、GXRと、フィルムのGR1s。ちょっとクラシカルなラインナップ。きっと最新の機種を持って参加するひとが多いだろうなあと思ってしまったのだ。全然、きっとわたしが思ってしまっているだけで、ウェルカムな雰囲気はいつでもあったのだけど、「仕事もあるしなあ……」という感じでひとり勝手に諦めていた。

ところが今回のイベントは「超絶なにもないイベント」。お知らせの記事にはこんな風に書いてあった。

で、一周年。。。
記録的になにもないイベントを考えました。題して「GR Cafe」。
4月23日(火曜日)お昼ごろから、ライターたちが休館日のリコーイメージングスクエア銀座で、ゆるゆる過ごしています。
新型GRのことで話したい、使い方でわからないところを教えて欲しい、写真談義がしたい、特に用はないけど顔みてやろう。なんでもいいので、私たちと直接話をしたいという方は、ぜひお気軽にお越しください。
というイベントなんです(これをイベントと呼んでいいのか?と突っ込まれるでしょうけど…)
冗談みたいですけど、ホントにこれだけです。
おいしい和菓子と、一周年のちょっとした記念品を用意して、お待ちしてしてみたいと思います。

「これなら、参加しても大丈夫かな?せっかくだし、有給休暇を取って、行ってしまおうかな?あこがれのひとも来るし……!」

別に食べものがあるから参加したわけじゃないよ。

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ドキドキしながら参加した「GR Cafe」。

大学生のときから読んでいた「GR BLOG」を書いてるリコー社員のライターさんたちと、会ってお話しできる日が来るなんて。わたし、コピーライターになりたいと思う前に、「いつか『GR BLOG』のライターになりたい」なんて思っていたんだよなあ。そんなことを考えながら、カメラのことを楽しそうに話すライターさんの言葉を聞いていた。

新型GR3のデザインを担当した方のお話は、もうなにからなにまで最高におもしろくて、「ここのデザインをこうしたのは、こういう狙いがあるから」と笑顔で細かく丁寧に話してくれた。理由のないデザインはひとつもなく、機能美とはまさにこのカメラに宿っているもののこと
だと実感した。

あの、野口さんにもごあいさつさせていただいて、とても緊張したのだけれど、ずっとすきだと思っている記事のことをお伝えできて、嬉しかった。

参加者のみなさんも、唯一無二のGRを愛する方々だからなのか、フレンドリーでやさしい方々ばかり。ブランディングがしっかりしてるから、安心して参加できるのかな。

参加者のおひとりに、こんな話を聞かせていただいた。

「家電量販店にカメラを買いに行ったとき、店員さんにすすめてもらったの。そのひとは押し付けがましくなくて、丁寧に教えてくれて、こういうイベントがあることも教えてくれて。それでカメラを買ったの。あのひとに出会ってなかったら、わたし、ここにはいないわ」

じんわり胸があたたかくなる。
わたしもむかし、アルバイトとして家電量販店でカメラを売っていた。コンパクトカメラの担当だったから、1000台は軽く売ってると思う。いろんなお客さまがいた。これが人生さいごのカメラだわと話すご高齢の方もいた。記念すべき日に使うのだと教えてくださった方も多かった。

どのカメラも、誰かのしあわせを写していてくれたら、わたしにとってもしあわせなことだと思う。

見えないところで生まれているかもしれない、わずかながら接点のある誰かのしあわせが、見えなくても小さくても、わたしに勇気をくれる。

とにかく、昨日は行ってよかったなあ。

さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。