見出し画像

リゾット修行をしていた、あのころ

リゾットは奥が深い。

大阪に住んでいた8〜9年前、友だちとイタリア料理屋さんでリゾットを食べた。東梅田のあたりだった気がするが記憶が定かではない。それがまあ、すっごくおいしくて!

それまで自分が適当につくっていた、炊いた米を使ったリゾットもどきとは完全に違う食べものだった。

リゾットのうまさは、チーズの量でも魚介エキスの有無でもない。米がいかにアルデンテか。これに尽きる。

あのなんともいえない歯ざわり。

それから1年くらい、家でリゾット修行をしていた。ハマってしまったのだ。いろんなレシピを調べては、家でチャレンジしてみる日々。

洗わない生の米を、オリーブオイルでコーティングするように炒める。お米の色が変わってきたら、固形ブイヨンと浸るくらいのお湯を入れて、炊いていく。

それから15分、あまりいじりすぎないように弱火で様子を見る。お湯は浸るくらいの量をキープさせる。

おいしいリゾットに仕上げるためには、アルデンテの絶妙な火の通り加減を見極めることだけでなく、米のデンプンを黙らせ、粘りを出さないことが重要なのだ。だからいじらない、温度変化を起こさない。

火を止めたら、塩で味を整えて粉チーズをたっぷりめに振ってかるく混ぜて完成。バターはあればひとかけら入れる!

これが基本。

炒める段階で先に玉ねぎとか、きのことか、ベーコンとか、魚介とか入れるのもいい。楽しみ方は無限大!

無性に、あのリゾットがまた食べたくなった。自分の好きな炊き加減にできるのが、自家製のいいところ。いちばん好きなアルデンテに仕上げて、また食べよう。

さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。