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お金の価値は人それぞれ

美的空間にお越しになるお客様の年齢は、下は15歳上は70歳と幅広いです。今日のお客様は17歳、高校2年生でした。「骨格診断」を受けにきてくれました。私の娘が14歳でさほど変わらないなと思いながら、来店動機を聞きました。

「何が似合うか分からなくて、妹にフレアースカートは大きく見えると言うわれました!」っとなるほど、私と同じ匂いがするなと思いました。17歳で自分の似合うものが知りたいとは素晴らしいです。

私の17歳を振り返ると、好きなものを着て大満足。「好き」が基準でした。客観性はゼロです・・

お洋服を選ぶ基準は人それぞれ違います。「可愛い」「カッコイイ」「テンションがあがる」など

初めから「スタイルアップする」「客観的に見て素敵」で選ぶ人はなかなかいないと思います。

賢い17歳女子は、今の流行りが似合わない「ストレートタイプ」でした。私と同じタイプで、似合うものを探すのに少し時間がかかります。今の流行りは、体のラインを大きく見せるものが多いので、それを「ストレートタイプ」の方が着ると気太りして見えます。

診断が終わり、お会計が11000円ですとお伝えすると、ふと頭の中でこのお金はどう捻出したのかが気になり、賢い17歳女子に質問しました。

私「お小遣いはいくらですか?」(娘が15歳で3000円)

賢「4000円です。」

私「そうなんですか・・」(娘より1000円多いのか)

賢「ずっと受けたくて、こつこつ長い間貯めました。」

私「・・・(涙) 」

(欲しい物もたくさんある中、我慢して11000円を貯めて来店してくれた、その思いを想像すると目頭が熱くなりました 親ではないが親心で!)

私「ありがとうございます!!!!」

11000円の重みと想いを受け取りました。

価値は感じてもらえたのだろうか・・

すべてのお客様に物語があると思うと、毎日のお仕事はいつも初めての気持ちになれます。







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