ブルックリン99に学ぶ、「賢い行いへの導き」と「一貫性」(S1E2)

「落書き犯」

前回はエピソード1を、今回はエピソード2からだ

ジェイクに仕事をきっちりするように指導するホルト署長
遅刻やデスクの整理、書類作成など「だらしない」と叱責をするとこから始まる。

今回のストーリーは、警察のお偉方の息子を現行犯で逮捕するというもの

しかし、そのお偉方が署にやってきて息子を強制的に不起訴にする

無理矢理犯人を連れていかれたジェイク、不起訴になったことをホルト署長に報告をする。

その様子に「不満か?」と声をかけるホルト署長
その後、ジェイクは、その息子は過去にも何度か罪を犯しているが、父親が現れて全て不起訴にしていることを話す

ホルト署長「我々の出る幕ではないな」
ジェイク「…焚き付けようとしても無駄ですよ。でも逮捕したい!!」
ホルト署長「バックアップは!?」
ジェイク「いります!」

逮捕する際にジェイクは

「賢い選択じゃないことは分十分かっています」

と言う。そして「馬鹿なことをするのはやめるんだ。惨めな人生を送ることになるぞ」と脅されるも

ホルト署長「部下を脅すのはやめてください。文句があるなら私に。」

と前に出る。「非常にチカラのある敵を作ったな。いつも監視してやる。2人ともそれでいいのか。」と脅されるが、

ホルト署長「そんな脅し,生ぬるいですよ。1987年からゲイであることをオープンにしています。脅してきた上司は他にも。でもクビになってません。仕事をしていますから、完璧にね。」

と立ち去るホルト署長。

で、一体なにを学んだのか。
まずは、
ジェイクが“賢くはなくとも正しいことを行った”その
う導いた要因だ

正しいことをしたい、ただ、逮捕というのは賢い行いではない
それを助けたのはホルト署長の「バックアップは!?」の一言だろう。

社会に出て身をもって感じたことは
「正しくても,会社的/社会的にできない」ことが当たり前のように存在することだ。別に不思議なことではないが、やはり少し悔しい。
そんな正しくも賢くはない行いができるよう助けるのはやはり上司のサポートがあるから自信を持って正しい行いができるのであろう。
だからこそジェイクは逮捕する際に一切の迷いはないし、堂々としている

そしてもうひとつの学びは
「完璧に仕事をしている」からこその「自信」だ

ホルト署長は今回のエピソードの冒頭にも「完璧に仕事をする」よう指導している
自分はゲイの黒人警官というマイノリティであるにも関わらず、クビになっていないのは「仕事を完璧にしている」からなのである

逆境な場面もあっただろう。
しかし完璧に仕事をしているからこそ、クビにならない自信はあったであろうし、署長になれたのである。
完璧に仕事をすることが学びなのではない、
言っていることと、やっていることが同じだからこそ、説得力があるということだ

よくいる、言ってることとやってることが違うひと
指導者にありがちだったりする
言ってることとその人がやってることが違うのであれば、その指導の内容をうけ入れてくれるはずがない。自分自身そこは気をつけようと思う

しかし、言っていることをやり続けている人は、いざと言うときに説得力や言葉に重みが出てくる。今回でいうと、完璧に仕事をしているホルト署長はゲイの黒人警官であってもクビにされることはないということだ。

指導者として、自分自身の言葉を信じ体現し続けることは非常に重要なのであろう。
まだ経験も浅くキャリアもない自分。まずは自分が信じてることを体現し続け、伝えるべきとき(今で言うと、他者から聞かれたとき)に重みがでるように、一瞬一瞬を大切にしていこうと思う。

今回得た学びは2つ
1つ、強力なサポートがあることで賢い行いは増えるということ
2つ、言いたいことは、まずは自分自身が体現し続けること

こんな感じだろうか

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