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空、落ちてきそうなくらい天気が悪く、ここから向こうまでずっと雲で覆われている。五月病が無かった。季節がどんどん無くなっていくように、麻痺して消えてどこかへ行った。ずっと沈んでいるか、浮いているのかもしれない。意味の無い記事をこれから書く。今日は誰のためにとか、何のためにとか、あまり考えない方が良い日だ。

電車の優先席なんか普通に座ってしまうし、慈善活動などに特別興味がある方では無いが、人を救うとそれは嬉しい。めちゃくちゃに嬉しい。
救うというか、感化するというか。端くれでもないけれど、表現活動をするものとして、あなたの作品に心を動かされましたと言われて嬉しくないわけがない。それは今まで何度かあって、そんなんならばその人たちのためにやっていこうと思った。純粋な創作意欲は人に認められて発生する。自分の心を整頓するだとか、単純に見せびらかすだとか(写真なんて特にそう)、自分自身のためにやっていたことが、いつしか人に見てもらえるようになって、仲間もできた。インターネットのある時代に生まれてよかった。カメラのある時間に生まれてよかった。劇場のある世界に生まれてよかった。画像を加工しながらずっと思っている。あとは煙草がもう少し安くなれば良い。見た目が老けるのが嫌だから、誕生日までに煙草は減らして、いずれ完全に禁煙したいと思っているけれど、喫煙所で話したことがきっかけになって仲良くなった友人も居るのでまだ決めかねている。こういった、うだうだした日常をそっけない文体で、時々とんでもない熱量で書く、あなたの文章が好きと言われたことがある。嬉しかった。

私自身もなにかに影響されやすいタイプではあるので、不定期で書いているこのnoteも、大抵は鑑賞したもの、経験したできごとがきっかけで、急に書いて急に投げている。週一でとか、多いと毎日とか、日記のようにきちんと書いている人は凄いと思う。映画一本見るのにも体力がいるような人間をしていると、文章も書こうと思って書けるものではなくなる。国語の成績が5だった生徒がみんな大人になっても日常的に文章を書く訳ではないし、現に私は「学級日誌にちょっと面白いことを書くけれど、それ以上でも以下でもない生徒」であった。だから、課題で出される作文はそんなに得意ではなかった。なにかきっかけがないと書かない。という訳で最近あったことのまとめ、あまり大きい行動を起こした訳では無いけれど、心動いたことは沢山あったと思う。

THE SECONDを見る。(ななまがりが面白かった)サカナクションのライブに行く。(凄かった)バーベキューをする。(楽しかった)江ノ島に行く。(久しぶりに)ロック座でストリップを見る。(感動した)いけすかない喫茶店に行く。(変な色のクリームソーダが出てきた)ダイエット薬を始める。(人と会う時に食欲が無くなって困った)
日常なんてこんなもんだ。
明日からも予定がある。
行ったことのない場所に行く。
見た事のないものを見る。

天気が良くなってきた。今年の私に五月病が無かったのって、結局こうやっていい物を摂取し回ってるからじゃないんだろうか。徐々に、どんどんギアをあげて夏が来る。四季が無いってさっき書いたけれど、やっぱり夏はワクワクする。というか五月病なんて言っている時点で四季に囚われている気がする。六月、梅雨の方が全然沈む。
そうして創作物や経験によって、ネガティブ極まりない私が少し元気になった。与える側になってみたいと思っていたら、ありがたいことに、なった。なれた。誰かに何かを思わせることが出来たのなら、生まれてきた意味があると思う。(ここまで言われたら重いか……)感性や感覚だけは誰にも邪魔されたくない。古すぎても新しすぎてもない。私が私のペースでやっている。みんなそんなもんでいいと思う。ツイッターって呼んでても、エックスって呼んでても、まあツイートでもポストでもなんでもよくて、でも関心が無いわけではなくて、人とは付かず離れずでずっと居たい。
ネイルを塗りながら、そんなことを考える。部屋の片付けとかすればいいのに。

何の話だっけ?

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