【2泊3日山形ひとり旅】1日目 肘折温泉 若松屋 村井六助編
お盆休みがあっという間に過ぎ去り、実家に帰省したくなった。
夏季休暇を2日残していることだし、帰省ついでに旅に出ることにする。
帰省ついでなので隣県がいいかなー。
岩手はこの間行ったし、福島にも行った。じゃあ山形だな。意外と山形に泊まったことはないかもしれない。
山形にもいくつか温泉がある。せっかくなのでゆっくり連泊したい。
ブックマークした中で気になったのが「肘折温泉」。
新幹線駅の新庄駅からバスが出ていて60分で行ける。ここに決めた。
9時過ぎの新幹線に乗る。ここから約3時間の長旅。
贅沢にグリーン車を取った。とはいえ30%OFFで取れたので普通車と値段はあまり変わらない。
車内ではこの本を読んでいた。
最近文庫版が発売されたことがきっかけで手に取った。帰省に絡めてほっこりする話を読みたかった。
読み進めていると、この本を以前読んだことがある気がしてきた。読書メーターを遡ると、やっぱり1年前に図書館で借りて読んでいた。でも良い本は何度読んでも面白い。
さらっと読み終えてしまい、次に手にしたのがこの本。
お盆休みに購入した本。長編小説は旅のお供にピッタリなのよ。
12時過ぎ、終点の新庄駅に到着。
その隣にはきれいな建物が。お土産屋さんも入ってて市民の憩いの場になっているようだった。
さて、肘折温泉行きのバスまで1時間ほどある。昼ご飯を食べよう~
ブックマークしていたお蕎麦屋さんにしようかと思ったのだけど、気が変わった。新幹線でマップを見ていたとき、懐かしいお店を見つけてしまったのでそこにする。
その懐かしいお店というのが「幸楽苑」。
東北人には馴染み深い、チェーンのラーメン屋さん。都内にも店舗があるみたいだけどね。
栄えている西口ではなく、落ち着いた東口に向かう。
この構造、仙台駅と一緒でどこか親近感。今は仙台駅東口はかなり栄えているけど、私が高校生のときはそうでもなかった。懐かしい。
あまりにお腹が空いていてラーメンの写真は取り忘れた。美味しかったです🍜
駅に戻り、バスに乗る。向かうのは「大蔵村」。そう、村です。
地元の方半分、旅行客半分の車内は平日昼間の割に席が埋まっている。
地元の方と運転手さんは顔なじみのようで、やり取りにほっこり。
それをBGMにうとうとしているうちに、だんだんと肘折温泉郷に近づいていく。
ショッピングモールの駐車場のようなぐるぐる渦巻きの橋を下っていく。温泉街へ向かう道。わくわく。
15時頃、お宿に到着。3日間お世話になります。
さっそく女湯へ。
お湯は熱めで少し濁っている。力強いお湯がじわじわと身体に染み込んでいくのがわかる。いいお湯だー!
温泉を堪能してロビーをウロウロする。自由に飲める冷たい麦茶があった。ありがたい。
「六助文庫」という本が置かれたコーナーを見つけた。読みたいと思っていた『君のクイズ』を見つけたので借りる。
まさかの出会いが嬉しい。こういう旅館の本棚、好きなんだよなあ。その土地にまつわる本があったりして。
部屋の布団にダイブ。早速『君のクイズ』を読む。1ページ目からぐいぐいと引き込まれる。
夢中で読んでいたはずが、いつの間にか眠っていた。温泉効果かな。気づけば18時。
部屋に夕食を運んでいただいた。ひとり旅にはありがたいです。
おひつにお茶碗3杯分はあるけどご飯がすすむすすむ。全部食べてしまった。満足。
腹ごなしに散歩へ。ちょうど灯籠が展示されているとのこと。
旅館に戻り再びお風呂へ。さっきは女湯に入ったので次はその向かいの貸切風呂「幸の湯」へ。
貸切風呂とはいえ、事前予約などは不要。空いていれば札を「入浴中」にひっくり返していつでも入れる。
今日は私含め2組しか宿泊客がいなかったため(外に歓迎の札が下げてあるのでわかる)、入り放題でとても嬉しい。
シャワーが無かったので桶にお湯を溜めつつ身体を洗う。これはこれで風情があって良い。
そして湯船へ。見た目からして大浴場とは違う。こちらは無色透明でぬるめ。源泉が異なるそう。贅沢~
湯船の大きさがちょうどよくて、浸かると肩まですっぽり浸る。そしてちょうど足を伸ばせるサイズ。
気持ちいいー!このお湯に3日間浸かれるなんて。
2日目に続く。
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