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映画感想

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映画備忘録
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2022年7月の記事一覧

9人の翻訳家 感想 2段落ち爽快サスペンス

フランス映画といえば助長で退屈というイメージですが、この映画テンポが非常に良く面白かったです! あらすじは、 世界的ベストセラー小説を同時翻訳するために9人が集められるのですが、その内容が流出。9人の誰が犯人なのか?というサスペンスに見せかけて、実は… ゴーストライターだった主人公が翻訳者9人の中に紛れ込み、金に目が眩んで恩人である作者を殺した出版社社長に仕返しをする という二重構造になっている。 サスペンスにありがちな二段、三段落ち(どんでん返し)がテンポ良く決ま

レディ・バード 感想 お金は人生の成績表じゃない

レディ・バードみました。 かなり評価が良い映画のようですね。 個人的には「普通」って感じでした。 ざっくりあらすじと感想を。 カルフォルニア州サクラメント(多分アメリカでは田舎)に住む高校生が州外(NY)の大学に行きたくて親と揉める話。 この手の青春(ちょい非行にはしる)物語ったいうのはもう何番煎じだよってくらい使い古されたネタなので、私的にはあーハイハイって感じでしたね。 ただ、使い古されたネタにもかかわらず、1時間半“見せる”という意味で、レディ・バードはなかなか

コードギアス 復活のルルーシュ 感想 神アニメを駄作に足らしめた蛇足

コードギアスは、私の好きなアニメの上位5位以内には入ってくる名作(でした)。 なんてことしてくれてんだ劇場版…。 「蛇足」としか言えない。 なんだ?キャラクター総出演のサービスOVAですか?なら番外編でやってよね! マジでアニメ版を貶してんの?っていうくらいのクソ加減で腹立たしさすら覚えた。 お願いだからコードギアスを語るときはアニメ版と注釈しようね、みんな、これから! ルルーシュの爽快策略頭脳ゲームを劇場版でやりたいのなら、番外編や、アナザーストーリーとしてやれば

魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語 感想

まどか☆マギカといえば、私がバリバリ学生だった頃の覇権アニメ。あの頃のシャフトは、当時からすでに神アニメ製作所としてオタク間で名高かった京アニすら凌ぐ勢いでした。化物語から始まった、今でいう「バズってる」状態。 虚淵が監督ってのもあってこのアニメ理解できないやつ=分かってねぇみたいなノリすらあった。 私ももちろん毎週見ていて、サブタイトルでパロってツイートしたりしてました。うーん、なつかしい!「奇跡も、魔法も、あるんだよ」 しかし劇場版は、観に行っていなかったんです。 なぜ

メイドインアビス 深き魂の黎明 感想

メイドインアビス 深き魂の黎明 見ましたー! 可愛い絵柄と裏腹にグロ展開、映画でも相変わらずですねえ。 しかし、映画にしたからと言って御涙頂戴展開に無理矢理しなかったのは評価できます。 純粋にアニメの続きを見ているような感覚で見終えることができました。 このアニメ、巷では鬱アニメと言われているらしいですが私はそうは思わないんですよね。 私の中の鬱アニメは「東京マグニチュード8.0」とか「電脳コイル」とか「CLANNAD」なので、正常に鬱アニメを認識する力はあると思うのですが

コリーニ事件 感想

みました! 裁判の話ですが、後半に向けて真相が明らかになっていくと、だんだん面白くなっていきますね! 要約 自分を育ててくれた恩人を殺した殺人犯を弁護する新人弁護士の話。ドイツの映画。 実は殺された恩人はナチス武闘SS?のメンバーだったがドイツの法改正により罪を免れていた。イタリアで幼少期、父を殺された殺人犯は復讐のために殺した。 というお話。 最後裁判は殺人犯有利(法律の正当性に疑問視)になるが、判決の日の前の晩、犯人は自死した。 感想 なんで死んだの?って思ったけ