Apple Watchを買って良かった話
Apple Watchを買って1ヶ月が経った。初めは半信半疑で付けていたが、いつの間にかお風呂に入る時以外常に付けるようになってしまった。
大学に入学した頃は、カメラもフォントもiPadもAirPodsもAppleWatchも買う必要ないと高を括っていたが、今やその全てを買ってしまっている。しかもカメラに至っては社会人2年目までローンを払い続けなければならない。
そんなローン生活の中なぜApple Watchを買おうと思ったか。それは単にスマートウォッチというものに興味があったからだ。大学1年生のときに時計が壊れて以来、腕時計のない生活を2年ほど続けていたのだが、流石に出先でぱっと時間を確認できないのは不便だった。
また街中を歩くビジネスマンが、ただの時計ではなくスマートウォッチを付けているのを見てカッコイイと思ってしまい、ノリと勢いで買ってしまったのである。
今回買ったAppleWatchは「Apple Watch Series 3 GPSモデル」。現在売られているApple Watchの中で1番安いものである。最新はSeries5だが、流石に効用もはっきりしないまま4万円超えの時計に手は出せなかった。また「Cellularモデル」という、簡単に言えばiPhoneがなくても機能する機種もあったのだがそもそもiPhoneは常に持ち歩いているので要らないと思いGPSモデルを購入した。
購入して1ヶ月。その便利さに圧倒される毎日である。
そう、Apple Watchは日常のちょっとしたストレスを解消してしまう腕時計なのだ。
スマートロックとの組み合わせが最強
多分これに1番お世話になっているかもしれない。なんとApple Watchで家の鍵が開けられるのである。便利なこと極まりない。
「Qrio Lock」というサービスと提携しApple Watchと同期する。すると家を出たとき自動的に閉めてくれるし、帰ってきたときはApple Watchをちょこっとタップするだけで鍵を開けてくれる。
しかも位置情報をONにしていれば、家の前に来たとき勝手に開けてくれる。もはやAppleWatchを触ることすらない。ただ位置情報の変化によって機能するため、家から50mほど離れた場所から帰った程度では反応しない。ただこれもApple Watchを少し触るだけで済むことだ。
これで帰ってきたときにカバンから鍵を探す苦労も無くなるし、鍵を閉め忘れる心配もない。月額1,500円くらいかかってしまうが、それも大したことないと思えるような便利さだ。
実はiPhoneのアプリを使っても開けられる。ただ、これだと家の前に来たときにいちいちポケットや鞄からiPhoneを取り出してアプリを起動して...という作業が面倒だし時間がかかってしまう。
Apple Watchを買う前からオートロック生活をしていたが、この作業が面倒すぎて解約しようかと考えていた。しかしApple Watch購入後はアプリへのアクセスもワンタップで済むし、スマホを触らなくて良いため、今も使い続けている。
絶対に通知を見逃さない
Apple WatchとiPhoneの通知を同期することで、iPhoneに来た通知をApple Watchで確認できる。通知が来ると振動し、腕を上げて確認できる。
この「振動→確認」の作業が1秒もかからずに済むのが良い。例えば外出先でポケットの中に入れているiPhoneが振動したとき、いちいち確認のためにポケットから取り出すのも面倒だし、それがどうでもいい通知だとさらに無駄な労力である。
しかも腕の振動で確認できるので確実に通知を見逃さない。Apple Watchをつけて寝ているときに通知が来たら起きないのか？と思う人もいるかもしれないが、わずかな衝撃で起きてしまう僕でもこの振動で起きたことは一回もない。
1日にメールが何通も来るので、iPhoneだけだとたまに見逃すことがある。ただApple Watchだと腕の振動で1秒で確認できるので、通知を見逃すことが全くなくなった。
レジでの支払いが便利
僕は現金をほとんど持ち歩かず、キャッシュレス生活をしている。いちいち銀行からお金を降ろしたり、重い財布を持ち歩かないで済むのでかなり楽である。
現在様々なキャッシュレスサービスがあるが、僕は主にPayPayを使っている。単純に周辺にPayPay対応の店が多くあるし、イベントも豊富に行われているからだ。
ただ一つ難点があり、iPhoneだとレジでいちいちアプリを立ち上げてバーコードを提示するのが面倒だった。
しかしApple WatchにPayPayを入れてからというもの、レジでの支払いのストレスが一気に解消された。レジではApple Watchをワンタップするだけで起動できるので非常に快適だ。
ただバーコード支払いしか対応していないので、QRコードスキャンはできないし、支払い時はApple Watchに表示されたバーコードを読み取ってもらわなければならないのが唯一のネックだ。
Apple Payだと専用の台座に腕をかざして読み取ってもらうのだが、PayPayはまだ対応していないようだ。
しかし、「いちいちアプリを立ち上げてスマホを持ったままレジに並ぶ」という行為が解消されただけでもはるかに便利になった。
音楽を聴くとき便利
僕はAirPods Pro で音楽を聞いている。完全にApple信者である。ただ難点がありAirPods Pro単体では音量を操作することができない。いちいちポケットやカバンの中にあるiPhoneの音量ボタンを操作する必要があり、面倒である。また、今聴いている音楽やプレイリストを表示するのにもすべてiPhoneを見なければならない。これがかなり面倒くさかった。
しかしこれらすべてがApple Watchで可能である。音量の操作もバンドルで行えるし、プレイリストの表示もAirPodsのモード切り替えも音楽の停止・再生など全て行える。非常に便利だ。
ここまででわかるように、僕はiPhoneを取り出す行為すら面倒臭がる相当な面倒臭がり屋である。Apple Watchはこういった面倒臭がり屋か、iPhoneと距離をおきたい人に向いているのかもしれない。
健康に気を使うようになる
Apple Watchを購入して圧倒的に健康に気を使うようになった。まずAuto Sleep というアプリで睡眠ログをとるようになった。Apple Watchで寝ている時の心拍数や、睡眠時間の計測、ノンレム睡眠時に起こしてくれるアラーム...など睡眠に特化したアプリである。
また「今日の快適さ」という項目で快適指数を提示してくれるが、本当にその日の自分の快適さと怖いほどマッチしているので、朝起きた時今日のコンディションを客観的に確認できる。
また、Apple Watchに標準搭載されている「アクティビティ」も愛用している。長時間座っていると「スタンドの時間です！」や「集中力を高めるために深呼吸しましょう」などの警告が表示され、実際に立ったり呼吸を整えたりして休憩する時間を提示してくれる。
僕はデスクワークが多く、10時間くらいぶっ通しで作業することもあるので、この機能にはかなりお世話になっている。
文字盤を変えられる・カスタマイズできる
僕はかなりの飽き性だ。PCの壁紙なんて1ヶ月に1度変えないと気が済まないほどである。時計の文字盤も同様に毎日見るのですぐ飽きてしまう。
しかしApple Watchは文字盤を自由に変えられる。またアプリを文字盤上に置いたり、色を変えたりデザインを変えたりしてカスタマイズできる。
ただSeries3はSeries5と違って文字盤の種類が少ないため、少し物足りなくなってきている。次回のOSのアップデートで追加されるらしいがどのようなデザインになるか楽しみだ。
ここからは逆に使っていて不便に思ったことを書こうと思う。
Macbook Proのロックを解除できる？
Apple WatchでMacBook Proのロックを解除できるらしいが、なぜか僕のMacBookは「画面が共有されているためApple Watchでロックを解除できません」といった警告が出てしまう。
画面共有はしていないし、MacBookの設定も見てみたが画面共有の項目にチェックは入っていなかった。MacBookもしっかりApple Watchでのロック解除に対応している。なぜだろう...？
色々調べてみたが、とにかく今はアップデートを待つしかないようだ。どちらにせよ来年から会社のMacBookを使うので、あと半年の辛抱...。
入力に向いていない
Apple Watchは画面が小さいので文字を入力できない。そのため検索には音声入力を使うことになる。この音声入力が結構有能なのであまり苦労することは無いが、たまに何回言っても認識されないことがある。
また電卓も一応使えるが、キーが小さすぎて誤入力が多くなってしまう。
ただこれらの入力はすべてiPhoneの方で行えるので、無理してApple Watchを使うまでもない。Apple WatchはあくまでもiPhoneで入力したものを出力メインするデバイスと考えた方が良さそうだ。
Apple Watchのある生活
Apple Watchを買ってからというもの、確実に生活が便利になった。一日中つけていてもバッテリーが30%程度しか減らないので充電に困ることもない。鍵や通知、レジでの支払い...など生活の多くの場面でApple Watchにお世話になっている。
iPhoneを使っていてApple Watchに興味がある人は買って損はないと思う。1番安いモデルなら2万円程度で買えるので、まずはお試しで買ってみてもいいかもしれない。
買って1ヶ月しか経っていないが、すっかりApple Watchの魅力に取り憑かれてしまった。あと何年かは僕の腕からApple Watchが外れることは無さそうだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？