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考える。現実世界で行動する

人が人を心配する気持ちは相手に届くのですが、本人にそれを受け取ろう、受け入れようという気持ちがなければどうにもなりません。「シャッターガラガラピシャン閉店!」と同じです。何も入らず、何も出ていきません。

 人のそのシャッターは、布の暖簾のようだったり、網戸のようだったり。ガラス製もプラスチックもあるけれど、決まり切った材質はないので、自分の気持ち一つでどうにでもなります。また、他人がその形や性質を変えさせることはできませんが、「こんな風ですよね?」と外から見た状態を教えてあげることはできるでしょう。

 たとえ隔離入院させられても、人は自分が何を考えるかを選ぶことができます。単に物理的に自分や他人を傷つけたり、命を奪ったりしないように、孤立させられるだけなので、物の考え方は変わらないし、状況も変化しません。結局時間だけが過ぎていき、何も変わらず……。それは本人が変化を求めていないからでもあり、何かが変えられてしまったり、変わりゆくことへの抵抗心のゆえかもしれません。

 いずれにせよ、自分に何か望みがあるなら、それを考える必要がありますし、少しずつでも実現に向けて、「願望と似たようなこと」をしたり、何かしら行動するのは前向きで良いことでしょう。ただ黙って突っ立っていても、向こうまで行きたければ歩き出す等しないと何も変わりません。口だけ言うのは簡単ですが、何かを本当に文字通り動かせるのは自分自身です。

 現実の世界で行動すること。それが現実の中にいる自分の人生を変えていくきっかけになります。ネットは氷山の一角であり、氷山は大抵の場合、自分で動きません。溶けてなくなったりはしますが。

 ありがとうございました。(2023.3.5)

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