夢なら覚めて〜別冊:夫と家族の闘病記

今日は朝イチからPET検査。要するに全身のがん検査である。9時前に病院に到着。解放されたのは11時半。
帰りにウエストに寄って夫はアジフライ定食、私は天ざるそばを頼んだ。夫はペロリとたいらげ、私が食べきれずに残したそばまで食べた。食欲は全然落ちてない。昼間はいつも通り、何事もなく過ごした。夕飯も食べ入浴もした。暫くテレビを見ていたが私が入浴してる間に寝たようだった。私はドラマを見たり友人とLINEをしたりしながらくつろいでいたところ、夫が2階から下りてきて「胸が痛い。いつもと全然違う痛みや」痛みをこらえながら訴えてきた。
痛み止めの薬は痛み始めてから飲むと効くまでに時間がかかる。付け焼き刃の民間療法で応急処置を試みる。 枇杷の葉っぱとゆでて芯まで熱くしたこんにゃくを使い患部を温湿布する。
腰の痛みにはよく効いたのだ。

速効性がなくいつまでも痛みが消えないので、いらつく夫をなだめすかし根気よく対処してゆくしかない、この状況がもどかしい。

なんだか私も大人になったもんだわ、などと還暦目前にしてよく言うよ。病人相手ならこっちの感情を抑えるしかないのだ。なんか、今一番夫に優しくしてるんじゃないかな、私。
この調子で明日も優しく、夫にお仕えするとしましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?