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アマゾン検索クエリパフォーマンスのデータ分析


アマゾン検索クエリのパフォーマンスは分析ツールとして優秀すぎる

アメリカでは大分前から実装されていたようですが日本アマゾンでこの情報が見れるようになったのは2023年の1月頃からです

Amazon検索クエリのパフォーマンスは、売上を最大化するために非常に重要な指標です。検索クエリレポートは、どの検索クエリからトラフィックが流入しているかや、どの検索クエリで売上が発生しているかを把握することができます。

※ここではクエリと書いていますが基本的にアマゾン内のキーワードと同意語と考えてもらって大丈夫です

今まで実数の把握ができず推測値でしか確認できなかったデータを見ることでより高度なブランド、商品分析が可能となります。

今後アマゾンOEMを展開するにあたり必須の指標となる数値が多くありますので是非この機会に使用イメージを理解頂ければ幸いです。

検索クエリのパフォーマンスで見れる数字

前提としてアマゾン検索クエリのパフォーマンスを見るためにはアマゾンブランド登録が必要となります。

アマゾンブランド登録については別サイトの記事参照ください


検索クエリのパフォーマンスの場所

パフォーマンスの画面は下記の場所から見ることができます。

アマゾンセラーセントラル 

ブランド

ブランド分析
から見ることができます。

検索クエリで見れるパフォーマンス

検索クエリのパフォーマンスでは大きく

ブランド と 商品(ASIN) の詳細データが見れます

自社のブランドのパフォーマンスでは、どのクエリで検索されているかのランキングがでてくるので、ボリュームとその効果(CTR,CVR)等を見て今後伸ばしていく検索クエリを決めるのに役立つと思います。

商品毎のパフォーマンスでは、販売している商品のクエリのボリュームと効果が分かるので、商品のクエリを決めたり、気づいていなかったけどCVRが高いクエリを探したりすることができます。


今まで開示されていなかった各段階での効果が分かる

さらにそれぞれ詳細クエリの

  • インプレッション

  • クリック数

  • カートに追加された数

  • 購入された数

が分かるので各段階でどのように流入が進んでいるかがはっきりと分かるようになります。

例えばクリック数は高いのに購入されにくいクエリの場合、商品紹介ページや商品紹介コンテンツ等の魅力が足らなかったり、必要とされている説明が不足しているのかもしれないと推測できたりします。


それぞれの項目について解説

検索クエリ : 実際にアマゾン内でユーザーが検索した単語や単語の組み合わせ

クエリのスコア : 指定した期間のベスト1000

検索クエリのボリューム : 検索クエリの検索数

インプレッション数 : 表示された回数

合計数 : 表示件数

ブランド件数 : 指定した自社ブランドのインプレッション数

ブランドシェア : 自社ブランドのインプレッションシェア率


OEMで使えるポイント

①狙いたいメインキーワードが正しく設定されているかの確認

OEM商品を販売する際にメインキーワード、サブキーワードを決めてそのキーワードに対して広告やSEO戦略を立てていくと思いますが、そのキーワードが正しいのか確認することができます。
 販売商品の検索クエリスコアを見て、設定したメインキーワードが正しくクエリスコア上位のものを選んでいるか確認する。
 クエリのボリュームが多いものから順番にちゃんとインデックスされているか確認。


②各ファネルで正しく推移しているか確認する

インプレッション数、クリック数、カートに追加された数、購入された数 各ファネル毎にクエリが正しく推移しているかをチェックできます。
 この部分であるファネルの数値が極端に悪かった場合、何かしらの改善ポイントがあると推測でき、施策を対応することができます。

③不要な検索クエリを除外する

低品質なトラフィックや、製品と関係のない検索クエリからの流入を除外することで、コンバージョン率を向上させることができます。

④高コンバージョン率の検索クエリを強化する

高いコンバージョン率を持つ検索クエリを見つけ出し、対応する商品のリスティングを最適化することで、売上を増やすことができます。

⑤新しいキーワードを発見する

検索クエリレポートから、新しいキーワードを発見することができます。これを元に、広告キャンペーンの拡大や商品リスティングの最適化を行うことができます。

まとめ

以上新しく使えるようになったアマゾンの検索クエリのパフォーマンス機能についてまとめてみました。

まだβ版のような感じで今後アップデートが加えられると思われますが、OEMを行うにおいて重要な指標が詰まっていますので是非活用いただけると嬉しいです。

今後もアマゾンOEMについての情報やノウハウを発信していきますので良かったらフォローお願いします

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