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山辺の道

GWは荒天と事前の予報で諦めていたが、結局良い天気に恵まれて奈良の山辺の道を家族で歩くことにした。昨年10月に1人で奈良に宿泊し、円照寺から天理(北コース約11km)、天理から三輪駅(南コース約16km)を歩いた。今回は家内が最近整骨医に通っており、歩くように言われたのがきっかけ。サンチャゴ巡礼を控え、しばらく前に買ったシューズを履きならすのも目的のひとつ。自宅を朝7時に出発し、天理から桜井駅を目指す。運動不足気味の息子も同行。

阪神三宮から奈良への直通特急に乗り、大和西大寺で乗り換えて天理駅到着。駅前のコンビニで買い物をして出発。商店街を抜け、天理教本部を過ぎて石上神社方面へと向かえば後は道標が終点まで導いてくれる。ほとんど地図も見ることがなく歩きやすいみちだ。曇りの予報だったが、結構晴れている。帽子を忘れてしまい、手拭いを頭に巻いて凌ぐ。

壮大な天理教本部

良い天気なので人出も多い。本格的な山に登るような格好をした人から普段着の格好の人まで様々。若い人から年配の人まで歩いている。お昼近くになって、長岳寺に到着。前回参詣しなかったが、今回は入ってみる。立派なお寺だ。庭園のカキツバタが美しく咲いており、目を引く。本堂に入ると堂々とした仏像がある。重要文化財とのことだ。

長岳寺の入り口
長岳寺の庭 四季折々の花が見られる

長岳寺をすぎるとすぐにトレイル・センターがあり、そこで昼食をとった。レストランでは30分ほど待たされたが、眺めの良いテラス席に案内された。全て定食で結構値段も高く、売り切れの品もあり限られていたが、量も十分あり、とても美味しくて満足だった。ついでのビールも後半のウォーキングを軽やかにしてくれた。

トレイルセンターのレストラン テラス席から見えるのは古墳

前回は大神神社から三輪駅へ向かって終了したが、今回は桜井駅まで歩いた。大神神社を抜けると、今まで頼りにしていた道標が少なく心許ない。大神神社を過ぎると平等寺がすぐにあり、そこを過ぎると見るべきものも左程ないように思う。また山辺の道の終点(始発点?)の道標から桜井駅までは結構な距離があるため、大神神社で切り上げて三輪駅まで歩く方が山辺の道の風情があって良いように思う。

平等寺

16キロのウォーキングでも靴に関しては問題がなかった。少しずつ馴染んできたように思う。心地よく疲れ、帰りは電車の中でうたた寝状態だった。さらには、久しぶりにぐっすりと眠れた夜だった。

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