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コロナ禍の葬儀

今日、叔父の葬儀があり列席した。正確には教会での追悼ミサだ。叔父は一昨年の5月に亡くなった。兄からメールで叔父が亡くなったこと、遺体は大学病院に献体されるので、戻ってくるまで葬儀はされないことなどを知らされた。

それから2年、追悼ミサの連絡が来た。叔父は大正生まれで叔母は先に亡くなり、子供もいなかったため、喪主は叔父と関わりが深かった従兄弟が務めた。昨年、献体先から遺骨が返却されたとのことであった。1年ほど遺骨を預かり、タイミングを計らって今日、葬儀に代わる追悼ミサと納骨をすることにしたようだ。今日は久しぶりに顔を合わせる親類も多かった。

このコロナ禍で色々なイベントが中止され、延期され、縮小されてきた。先月は1年延期していた姪の結婚式があったばかり。結婚式のように延期はできないものの、葬儀についても、人が集まる事を控えるようになったせいで身内だけで済ませることが多いようだ。昨年は、以前親交のあった方が亡くなったことを年末になってハガキで初めて知る寂しさを味わった。

地域にもよると思うが、神戸辺りではコロナ前から、「香典はご辞退させていただきます」「家族葬で行います」というのが多く見られるようになっていた。このコロナでこの傾向が一層強くなっているようだ。コロナが去った後に親類以外の「葬儀に参列する」といったことが果たしてあるのだろうかと思った次第である。

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