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六甲縦走路 | 市ケ原〜摩耶山 サンチャゴへの道 5

近畿も梅雨入りした。六甲縦走路でのトレーニングもしばらくはお休みかと思っていたが、今朝天気予報を見ると一日中曇りの予報、これなら行けそう!と思って出かけることにした。家を出るのが遅かったので、市ケ原まではハーブ園行きのゴンドラで途中まで上がってから登る。まずは摩耶山を目指し、その後は六甲山のケーブル駅が目標だ。

市ケ原から摩耶山はなだらかな所や急なところと変化が多い。急なところは岩場だったりする。実は山頂が近いてきた時に、岩に足を滑らせて転倒してしまった。急なところでもなく、肘を擦りむいた程度で済んだけれど精神的ダメージが大きい。後ろからきた男性に助け起こされ、「骨折とかしてませんか?」と心配してもらう始末。

しばらくその場で休憩を取り、肘の応急手当てをして、山頂へ辿り着く。土曜日だからか、人が多い。山上駅広場の掬星台はその名の通り、星を掬(すく)うような素晴らしい夜景で有名。市街地からケーブルとロープウェイで手軽に登れる夜景の名所だ。今日はリュックサックマーケットが開かれ、個人で思い思いの小さなフリマを開店している人たちがいた。ライブで歌を歌っている女性がいたり、トレランのグループらしき人たちが集合していたり、カメラで花を撮影している人たちなど、各々が摩耶山を楽しんで賑わっていた。

山頂近くにある岩 鬼滅の刃ではないけれど割れている

駅舎の上のカフェでコーヒーフロートを頼んで休憩する。ここは昔はうどんなどを出す食堂だったはずだ。今は眺望を活用したカフェになっている。ゆっくり景色を楽しんだ後、いざ六甲へと歩み出した時に急に雨が降ってきた。雨用の準備もあるにはあるが、転倒したのと、山頂でゆっくり過ごしたせいで予定より遅れた上に天候も悪くなってきた。無理せず引き返し摩耶山頂からロープウェイで下山することにした。

実は40年前の学生時代、摩耶ロープウェイでひと夏アルバイトをしたことがある。毎日ケーブルに乗ってロープウェイ駅に通った。時間が来たら、改札口で切符の改札して、お客さんと一緒に搭乗する。ドアを閉めて、発車準備OKの合図を送り、ガイド音声を流す。これを数人のローテーションで繰り返す。夏の山上駅は市街地よりかなり気温も低く、快適だったのを覚えている。

摩耶ケーブルカー乗り場

予定通りとはいかなかったが、摩耶山頂からの景色と賑わいを楽しむことができて、それなりに満足した。ただ、転倒のせいか、背中が痛くなってきたのが心配だ。次回は摩耶山から六甲に向かうつもりだ。

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