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FF7のクラウドとウマ娘のシュヴァルが似ている説



はじめに


ウマ娘でシュヴァルグランの育成ストーリーを進めていた時,何故かFF7のクラウドの顔が度々頭の中で思い浮かんだことがあります.
なんでなんだろう?と自分なりに考えてみたのですが理由として2つあって,1つはFF7原作のストーリーとウマ娘のシュヴァルの育成ストーリーが似た作りになっていること.もう1つは主人公であるクラウドとシュヴァルの性格の根っこが同じだからじゃないかな?と思いました.

本記事では,FF7のクラウドの物語とウマ娘のシュヴァルの育成ストーリーを振り返りながら,クラウドとシュヴァルの性格が似ていることをお伝えしていこうと思います.


2人の共通点その1

「偉大な存在に憧れ努力するが,第一線で活躍することができず,自己嫌悪に陥ること」


まずクラウドもシュヴァルも幼少の頃,偉大な存在に憧れて家を出るところからストーリーが始まります.
 
クラウドの場合は,同年代の友達の輪の中に入っていけない内気な性格を克服したり,幼馴染を守れる力強い存在になる為に,セフィロスのような偉大な存在になることを決意します.

シュヴァルの場合は,所属していたクラブチームの中で皆と仲良くできる積極性も無くて内気な自分に嫌気がさしていた時,強大なライバルを倒して拍手喝采を浴びる偉大な存在を偶然TVで観たことに衝撃を覚え,「僕も彼女のようになりたい!」と言って偉大な存在になることを決意します. 
 

幼少の頃の2人のセリフ

そんなクラウドとシュヴァルは家を出て,憧れの存在に近づく為に一発奮起するのですが,現実では中々思うような成果が得られませんでした.
そして,そんなくすぶっている自分とは異なり,第一線で活躍する同期の姿を見てコンプレックスを持つようになり,自分を卑下する消極的な性格になってしまいます.

2人の共通点その2


人付き合いが苦手な自分を助けてくれるような,明るく前向きな友人ができること」

劣等感まみれのクラウドとシュヴァルですが,日々の特訓には真面目に取り組んでいた為,高い身体能力は身に着いていました.
実際クラウドはみぞおちに日本刀が貫通している状態で,闇に堕ちた元英雄を奈落の底に投げ飛ばす馬鹿力を発揮します.
シュヴァルの場合は,世代No.1で鬼夫人と呼ばれる存在と張り合える姉や,将来有望と言われた妹とスタミナ勝負して勝つことができたりします.

そしてそんなクラウドとシュヴァルですが,ある日親近感を持ってグイグイ引っ張ってくれる優しくて楽観的な友人ができました.


仕事ができる優秀な友人と仲良くなるクラウドとシュヴァル


例えばクラウドの場合は,16歳の時にザックスという一流の兵士の友人ができます.クラウドとザックスは最初の頃は縁もゆかりもない関係だったのですが一緒に仕事をするうちに親睦が深まっていき,やがてお互いにとって大切な親友となります.実際にザックスがクラウドのことを大切に思っている描写があるのですが,それは精神障害をもつ廃人同然のクラウドを見捨てずに面倒を見てくれるシーンが挙げられます.

ちなみにザックスが亡くなった後は,ミッドガルという主要都市でエアリスというガールフレンドがクラウドのことを支えてくれるようになります.大胆で快活な女友達であるエアリスは,クラウドをデートに誘ったり女装ダンスをするようクラウドに促したりするのですが,そんなエアリスに対してクラウドは心を徐々に開いていきます.
 
一方でシュヴァルの場合は,夏合宿の時期にサトノクラウンという頼れるエリートお姉さん的な同級生の友達ができます.クラウンは,優秀な同期の能力や気迫に気落ちして自分に優れたところがないと思い込んでいたシュヴァルに対して,声をかけてくれます.例えば「他人と比べて落ち込むのは相手の凄いところに敬意を持たないとできないことであり,そんなところがシュヴァルの素敵なところ」と励ましてくれたりします.

他にもクラウンのいないところでは,キタサンブラックという明朗快活お祭り娘の友人がシュヴァルのお悩み相談にのってくれます.例えばクラス会で大勢の友達と交流するのに自信がなくて困っているシュヴァルに対して,シュヴァルと仲が良い友人を集め,自然にコミュニケーション経験を積めるようなイベントを企画してくれたりします.

グイグイ引っ張ってくれる友達ができたクラウド君とシュヴァくん



2人の共通点その3


中性的で容姿端麗な外見をしている為,個性的なファンから熱烈な支持を受けること」

左がクラウド(女装姿),右がシュヴァル

ポジティブな性格の友人に恵まれたクラウドもシュヴァルですが,
2人とも外見が整っているせいか,ストーリーを進めていくと特定の層から物凄くモテるイベントが起こります.
 
例えばクラウドの場合は,女装をして夜の街を徘徊した際にすれ違う人からベタ褒めされます.例えば,気のいい老人からは「年甲斐もなくドキドキしちまうな」と言われ,武器屋からは「あなたの美しさこそ最強の武器だ」とナンパされ,詩的な男からは「うおっ!こんな美人初めてみた」と憧れを持たれます.挙句の果てには,普段から美女と豪遊しまくって美女に対する審美眼が肥えていたコルネオをベッドの上でハァハァさせています.

一方でシュヴァルの場合は,ドバイのコンカフェでモジモジしながら働いていた際に「必死でかわよっ!!」と言ってくれるファンがいたり,シュヴァルとの握手イベントに参加するファンから「シュヴァくんの為に2時間並びました♡」と熱烈なアプローチを受けたりします.

2人の共通点その4


「明るく行動力に溢れた自分の偶像を作り出すこと」


 「引っ込み思案な自分を偽ってクールな一流兵士を演じるような偶像に縋るのはクラウドだけであって,シュヴァルは自分を美化するような妄想なんでしないのでは…?」と最初の頃はそう思いました.ただシュヴァルのストーリー「第6話 悩み:ムズムズする気持ち」にて,シュヴァルは担当トレーナーの朝昼晩の食事メニューを積極的に考え出す妄想をします.

シュヴァルの妄想シーン


この妄想の中でのシュヴァルは「ハキハキとした話し方」「胸を張って腰に手を当てるような自信のある立ち姿」「明朗な顔つき」など,日頃の内向的な性格とは真逆の人格を見せます.この前向き気質なシュヴァルのことをヤンデレシュヴァルグラン概念と例える人もいるのですが,普段自信の無い子が超ド級の独占欲や管理欲を漏らすシチュは好物で(割愛)


2人の共通点その5


「根暗な性格,陰湿な思考回路,己の劣等感を受け入れた後,強敵を打ち破ること」

 
陰キャである自分が嫌いだったクラウドとシュヴァルですが,物語を通じて仲間たちに精神的に支えてもらうことで,物語終盤で内向的で非力な存在である自分のことを受け入れるようになります.そして未熟な自分を受け入れることができた後,物語の中で一番強大な敵を打ち破ります.

各々にとっての宿敵に立ち向かっていくシーン


例えばクラウドの場合は物語のラスボス戦にて,数式を宇宙に浮かべながら惑星を木端みじんに破壊していくような実力を持つセフィロスを倒します.

シュヴァルの場合はジャパンカップという国際規模のレースにて,
日本の王者と言われた同期のキタサンブラックに勝つことができました.
強大な宿敵を撃破したクラウドとシュヴァルはその後,ほんの少しだけ自分に自信を持つことができるようになり,物語はエンディングを迎えます.


さいごに


以上,クラウドとシュヴァルの似た特徴5つをご紹介しました.
勿論クラウドとシュヴァルで異なる性格の部分もありますので
(例えばクラウドは守銭奴っぽかったり,謎にイキリ散らしたりするが,シュヴァルはそうでもない)本記事はネタとしてとらえてもらえればと思います.

ただシュヴァルの育成ストーリーをすると,クラウドの特徴を思わせる描写が度々あることから,シュヴァルとクラウドってやっぱり似てるよな…と
思うことがあるというお話でした.

FF7Rで一番笑ったシーン


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