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「ケーキの切れない非行少年たちのカルテ」

窃盗をして捕まる人のニュースを見るたびに、今の日本でいづれ捕まるとわかっていて、何故盗むのだろうと不思議に思っていた。
そうなのか、軽度の知的障害が背景にあるのか。

でも、知的障害を持っていても犯罪には繋がらない人もいるではないか。やはり、育った環境なのか。子供は、親を選べない。親に教養がなければ、子供には伝えることができない。

しかし、一方で、どんなに貧しくても、親の虐待を受けた人でも、育っていく過程で、幼稚な考え方から抜け出せる人もいる。
知的障害とは何なのだろう。生まれ持ったものなのか、それとも、良き人、良き本と出会い、学ぶ事ができれば克服できるのだろうか。

知的障害と精神的な病い、周りの環境が悪い出来事に重なって犯罪となってしまうのかとも思った。
とはいえ、知的障害を持っていなくても、犯罪は起こる。

いずれにしても、人間とは、本当に厄介で、危険な生き物だと感じた。

追記
ふと思ったのだけど、少年院に図書室を設置して、日課に読書時間を取り入れ、最低1時間、本を読む習慣をつけ、読書会をするようにしてはどうだろうか。
置く本も、歴史、文学、古典など普遍的な本が良いと思う。
知的障害といっても、小学6年生の認知力があれば、読書が心の拠り所になってくれるはず。
世の中に、数多くの出版に関わる企業があるのだから、少年院と出版社がコラボして企画してみても面白い。

そんな妄想が湧いてきた本だった。


#読書の秋2022 +#ケーキの切れない非行少年たちのカルテ

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