ミュージカル「四月は君の嘘」について思ったことを書いてみる

何となく、Twitterでは文字数がうまく収まらなさそうと思い、noteを開きました。

ミュージカル「四月は君の嘘」について、「感想」というより「考察」のような形で書いてみます。
演者の方々やスタッフ・関係者の方々の解釈のほうが正しいとは思いますが、
こう見えた、というところを少し書いてみようかと思います。
(ネタばれも含みます)

①ビデオカメラ

かをりちゃんの父親がコンクールなどで登場するタイミングで構えているビデオカメラ。
ずっと娘の雄姿を録りたいのかなと思っていましたが、
娘の命が少ない分、彼女の元気で輝いている姿を録りたいのかなと。
だからこそ、退院祝いパーティーで楽しそうにする娘の様子もカメラを回していたのかなと。

かをりちゃんが亡くなってから、ときどき夫婦で見ているのかなって想像しています。
たぶんかをりちゃんの年忌のときに訪れた公生や椿ちゃん、渡とも見ていそうな気がします。

②公生とかをりちゃんの関係

かをりちゃんは5歳のときに参加したピアノの発表会で公生の演奏を聴いて感動し、一緒に演奏したいからとヴァイオリンを始めます。
ミュージカル版では2人が出会うシーンとして、裸足でピアニカを演奏しているかをりちゃんの靴と靴下を公生が見つけている様子が描かれています。
そのシーンでPerfectを歌っているかをりちゃんと公生の目が合いますが、かをりちゃんは公生と同じ高校に通っていることを認識していたことから、
自己紹介するまでもなく公生と認識していたんだろうなと思います。

そして、かをりちゃんの両親も(公生に恋心を抱いていたのに気づいていたかはともかく)、公生を娘の憧れの存在として認識しており、紹介するまでもなく彼が公生であるということを認識していたのかなと思っています。

③流れ星

これを書きたいがために、この文章を書いたといっても過言ではないキーワード。

原作のマンガやアニメは見ておらず、映画はPrimeVideoで拝見しただけですが、少なくとも映画ではあまり描かれていなかったものの、
ミュージカル版では重要なキーワードなのかなと思っています。

「流れ星をつかまえよう」という曲名があったり、きらきら星が出てきたり、流星群を見に行く場面が描かれていたり。
「Speed Of Sound~カラフルに輝きながら~」の歌詞中にも流れ星が出てきます。

流れ星って「願いが叶う」という側面があるものの、「一瞬で輝いて消えていく」という側面もありますよね。
「一瞬で輝いて消えていく」というものが、公生から見たかをりちゃんを表しているのかなと思います。

まとめ

素人がいろいろ書いてきましたが、批判などなどあるかと思いますが、
私はこう解釈したということをただ筆が進むままに書いた次第です。

回を重ねるごとに新たな発見があったり、こういう解釈ができるななどと考えたりする作品。
また上演してほしいなと思います。

四月になると思い出す、桜の花とこの作品。
そんな気がしています。

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