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おばあちゃんとの思い出

セレブは病んでる

その言葉を観て私の幼い頃の記憶が蘇った

私はおばあちゃんみたいにはならない

おばあちゃんはいつも
お金のある人と結婚しないと苦労する
良い家の人と結婚しなさい

って言ってた
ありがたい事にお爺ちゃんは会社社長だった
なので子供の頃は贅沢な生活をしていたと思う

だけどおばあちゃんはいつも不平不満ばかり

お爺ちゃんと結婚して物凄く苦労した
私の母を父に取られた
もっと良い家の人と結婚させたかった

など会う度に同じことを聞かされ
耳にタコだった

そんなおばあちゃんを観ていた私は

絶対好きな人と結婚する、苦労しても良い

お金持ちだからとかで結婚しない

お金があってもおばあちゃん不満ばかりじゃん

と心の中で思っていた事を思い出した

セレブは病んでいる

うちはセレブと言われるほど裕福ではなかったが、きっとおばあちゃんは病んでいたんだと思った

おばあちゃんが嫁いだ時はまだ裕福な家では無かった
姑問題でかなり苦労していたみたいで、戦後の高度成長期で成功した

だから尚更、娘には苦労させたく無くて
お金に余裕のある家に嫁がせたかったのだろう

これはおばあちゃんの愛だったんだと思う

でも私はお金が無くても幸せになれる
愛が有れば幸せになれるって
おばあちゃんを見返したかったんだと

だから金銭的に苦労してきたんだと気付いた
そしておばあちゃんの愛に気がついてなかった

おばあちゃんは愛を伝えるのが下手だった
きっと愛されていると感じたかったんだと

ただそれだけだった

愛は財

愛を受け取れば財も受け取れる

おばあちゃんありがとう

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