会うこと
長い緊急事態宣言が明けた。休日を家族のもとで過ごすのか、金曜日の品川駅の新幹線口には単身赴任らしきサラリーマンが多く溢れていた。可愛い我が子に久しぶりに会うお父さんもいるんだろうな。と思いを巡らせながら乗り換えの電車が来るホームへ降りる。
すっかりリモートや在宅という言葉が世の中に浸透したけど、人に会うこと、会って話すことがどれだけ大切か身に沁みる。先ほど、久しぶりに会った友達と昼から飲みに出ていた。12時30分に集合して18時に解散。酔いすぎないぐらいのお酒と、ご飯を頬張りながら近況報告やなんでもない話、少し真剣な話などなど。色々と楽しんだ。自分の話を聞いてくれたり、逆に聞かせてくれたりする時間は、本当に胸の真ん中が暖かくなる。オンラインでは及ばない。
歳を重ねるほど、仕事や結婚などを理由に友達って減っていく。学生の時のように周りを見渡せば友達が、なんてことはない。確実に減る。だけど、大人になると多く必要なくなる。休日や帰省のときに会う友達にわざわざ疎遠な子を誘ったりしないし。その中でも声を掛けたり掛けられたりする人を大切にする。日々の生活を送る中でこれほど、尊いことはないんじゃないだろうか。
明日も友達と会う。どんな話を聞けるのか楽しみだ。なぜ楽しみなんだろうか。その人がこのコロナ禍の中、何を考え、どう過ごしたのか。気になるからだ。
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