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僕たちはスピーカー、と言いきるBTS

お久しぶりです。

9月にジョングクとナムさんのセンイル記事をあげたかったけど出来なかったのでこの場であらためて。ジョングクとナムジュンお誕生日おめでとう!歳を重ねていく君たちを見守っていけるなんてこの上ない幸せです、ただただお二人の穏やかで健やかな日々を祈ります。


さてさて、今回は国連とColdplayとのコラボについて触れたいと思います。


9月20日、ニューヨークで開かれた「第76回国連総会」にBTSは大統領特別使節として出席した。

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国連に呼ばれることはとても名誉ある素晴らしいことで、過去のスピーチに衝撃を受けた身としてはまた彼らの今の想いを聞けるのは嬉しかったのだけど、やはり今回は大統領特別使節として、というのが引っかかっていた。どうしても政治利用されてる感が否めず、彼らがどれだけ誠実に音楽やARMYと向き合ってきたのか痛いほど理解してるからこそ、どうか彼らの純粋な想いが汚されませんように…そう願わずにはいられなかった。ましてや彼らが今回のような特別扱いを望んでるとは思えなかった、というのが一番モヤっとした理由。

そんな不安もありながら見守ることしか出来なかった私の心を一瞬で落ち着かせてくれたのはユンギさんでした。彼はこちらがモヤモヤしてるのを知っていたかのように、言及しづらい部分についても角を立てることもなく淡々と語った。

V LIVE - 찐찐막 즐추✌️ および他 4 ページ - eri - Microsoft​ Edge 2021_10_03 9_24_44

「正直僕たちはスピーカーです」

相変わらずおそろしいほど達観してる人だなと思った。ここまで現実的に冷静に自分たちの立場を理解し、なおかつそれを発言してしまうアイドルはなかなかいない。内容が内容なのもあり結構なインパクトがあった。それでも、ただただ事実として自分たちの役割はこれだと言える、その強さが潔さが最高に好き。お願いだからこれ以上惚れさせないでほしい……

ユンギ:防弾少年団は歌手なのに、お前たちが行って何をするんだって声もすごく多かったんだけど、正直僕たちは全部わかっててそういう役目で来たんです。SDG関連の宣伝も兼ねて僕たちが広めるために来たので、あまり色眼鏡で見なくても大丈夫です。

このコメントを聞いたとき、そりゃそうだよね、と私は当たり前のように頷いた。あんなに賢い彼らがわかってないはずがない、すべて理解し納得した上で自分たちの役目を果たすために行くのだ。本人の口から聞けたことによりモヤは晴れてポンっと軽く背中を押されてような感覚になった。

あまり余計な心配はせず推しは推せるときに全力で推したほうがいいと、ある意味あらためてオタクの心に火をつける発言だった。

スピーチ内容に関しては、ウェルカム世代と捉えるBTSがやっぱり好きで、彼らはなんでも複数の視点からみて前向きにとらえる工夫ができる人たち。一番輝かしい場所にいながら誰より現実主義者集団で、かっこつけたような綺麗事は口にしない。どんな局面でもわずかな光を見つけ、聞く側に無理をさせない寄り添い方ができる、ほんとに素敵なアイドルだと思う。

そんなこんなで色んな意味で気持ちが高揚していた中、待ちに待ったColdplay×BTS というビッグなコラボが実現した。

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もう湧いた湧いたわきに湧いた!!正直曲を実際聴くまではもう少しサラッとしたコラボだと思っていたが蓋をあけたら言葉にならない胸の高鳴りを感じた。メロディーラインは完全にColdplayでありがながらも韓国語あり、ラップもあり、メンバーの声がスッと入ってくる。

何より私が震えたのはMy Universeのレコーディング風景が撮影されたドキュメンタリー。

この数十分の動画を何度みただろう……基本的にクリスがディレクションをしているが彼はほんとにBTSのことをよくわかってる。コラボ前からBTSをよく調べていてこのパートはこのメンバーに、というのがなんとなく頭の中にあったのかもしれない。純粋にBTSの楽曲やメッセージ性に共感しリスペクトしていているのが強く伝わってきて、誰もが知る世界的なバンドのボーカルがわざわざこのコロナ禍の中、渡韓までして直接レコーディングした理由はこのドキュメンタリーをみれば明らかだった。

人種や肩書などまったく関係なくここまで対等にBTSと関わってくれる人はどれだけいるだろうか?ナムさんがクリスのことを差別や偏見のない人だと語っていたが、これは裏を返せば実際に差別された経験があるからそう言えるのだろう。だからよけいにクリスのフラットさや、純粋にコラボを楽しんでくれてる姿は嬉しかっただろう、と思う。クリスが目を瞑りながら楽しそうに歌ってた、そう話すジョングクのコメントからも本当にいいコラボだったんだなあ、と温かい気持ちになれた。

毎度毎度いろんな感動や気づきを与えてくれる彼らには感謝しかない。もっと私自身も一緒に成長して少しでも自分を豊かにできれば……

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