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“天才ミンシュガ”は音楽バカ

パッと見、失礼なタイトルだけど私はユンギにたいして最大のリスペクトを込めてこう呼ばせてもらう、”音楽バカ”と・・・

現在、肩の故障で活動休止しているユンギが少しずつ活動再開へのカウントダウンがはじまっているようで…わたしとしては正直、グラミーまでに戻ってきてくれればそれでいいと思ってるから、1月はゆっくり調整して本人が納得した状態で戻ってきてくれるのを願うばかり、、


今日はプロデュースに関わるユンギと音楽について、好き勝手に書かせてもらおうと思う。なぜ私が大好きな彼を”音楽バカ”とそう呼ぶのか…

結論から言えば、俯瞰でみて商業的な音楽を作れるから

彼は元々アングラのラッパーなわけで、好む音楽も影響をうけてきた音楽もあちらの世界のものが大多数だろう。だけど、実際彼がたずさわっているBTSの楽曲たちを聴いてみるととてもキャッチ―で大衆受けするもの、チャートインを狙えるものを上手く制作してて凄いなと感じている。もちろんユンギはソロではないからグループ用に作るのは当たり前だけれど、これは本当に音楽が好きな人にしかできないものだと思っている。そして会社としての経済的価値、自分たちがファンにどう見られていて何を求められているのかもよく理解しているからこその作品の数々。

大衆受けはもちろん比較的女性が好むメロディーラインをもってくるのはさすがだな日頃から思っていて、この時代に男が女がなどと言うつもりはないけど、私から見るユンギは女性的感性を持ち合わせてる人で、なんだかこう繊細で”悲劇的なのに美しい世界”を表現するところにセンスを感じる。曲から伝わる彼の表現に触れたとき思い浮かべるのは、彼がなりたい”青色”の世界。

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とか言ってるとゴリゴリ曲で爆イケみんしゅがに心臓撃ち抜かれるわけだけど。。。心臓何個あっても足りない

ソロ名義であるAgust Dとして作っている楽曲のほうが本来、彼の王道という気がするけどあの世界が万人受けするかと言われたらまた違うのだろう。BTSを知ってからAgust Dにハマる人は多いかもしれないが、最初からAgust Dにいく人は元々ラップ系の音楽が好きなんだろうなと思っている。(とはいえSUGAありきのAgust Dだからなかなか少ないとは思うけど)本人からしたらSUGAもAgust Dも名前が違うだけで自分なわけだし、本人もたいして違いはない、というような発言もしているからそこまでこだわりはないのかもしれない。

ユンギペンとしては幸運なことにBTSとしての曲、Agust Dとしての曲2つの世界から彼の感性や感情、経験、思想などを感じることができる。彼にとって音楽は自分を表現するツールであり、生きる意味で、人生そのもの。だから”音楽”であればBTSやファンのために、また自分のために、とんでもない時間と労力を費やすことができるし、どんなに苦しい時期も乗り越えて、その苦しい時期さえも曲となって世界中に発信されていく。そして、それが人々の共感を呼び、時には慰めに、時には背中を押すものとなり、多くの人の人生に染み込んでいく。

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ユンギは自分で産みだしたものを発信したら、あとは受けとり手にゆだねている。自分がどんな想いで作ったかを理解してもらうことは求めていないようで、あくまでも受けとった人たちの慰めになればそれでいいと本気で思っているし、そういう大きくて深い優しさがまた彼の人間的魅力でもある。私のイメージとしてユンギは青い炎。実際の見た目とは違い、赤い炎より青い炎のほうが温度が高いところが彼とリンクする。見た目はクールに見えて口数も少ないけれど、(とか言って実際は結構しゃべる)実は誰よりも音楽への情熱があって、妥協を知らなくて、とことん音楽と向き合ってる職人気質の”音楽バカ”だ。

また、自分の作業室を『GENIUS LAB』と名付けてるあたりも好きで、おどけた顔して自分のことを“天才ミンシュガ”なんて言ったりもする。

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私からしたらそりゃあそうだよね、ほんと天才だよって感じだけど、本人は「自分は天才だ」と言い聞かせながらでないとやっていられないことも多いのだと思う。自己暗示のようにそう言っていれば自信がつくし、これだけ多くの人に自分が関わった曲を発信する責任から、自信のないものは決して届けられないだろう。ある種の責任感から生まれたワードでもあるとわたしは解釈している。

そんな純粋な音楽への情熱から、言葉や国を超えた“音楽の価値”を世界に認めさせたユンギのストイックさに心からのリスペクトと感謝を…

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