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2022年7月の記事一覧
二寶果汁糖 1982年
今でも販売継続中のグミキャンディ、二寶果汁糖。私は知らなかったのですが、1982年からあるんですね。
このCMも出てくるのは白人の少年少女なので、ドイツ本国で撮影されたフィルムに広東語のCMソングをのせたものですね。
9種類のビタミン入りを強調していますが、この手のお菓子で必要量を摂取しようとするなら、相当な量を食べないと…。
健怡可口可樂 1986年
日本では(実は香港でも)廃番となったダイエット・コークのCM。
登場するのは白人男女だけなので、おそらくアメリカ本国?で製作されたCMに広東語のCMソングをのせたものだと思われます。(でもポルシェにナンバーがついていないので本当はどこの国で撮影したか不明)
テロップは「1卡路里」しか流れませんので、ここが一番強調したいところでしょうね。
ちなみに私は合成甘味料の味が嫌いなので飲みません…。
澳門佛笑樓 (盧海鵬) 1985年
マカオにあるポルトガル&マカオ料理の老舗佛笑樓。1985年はマカオでテレビ放送が始まったばかりの頃ですが、このCMは香港のテレビで放送されたものと思います。
香港人は気軽にマカオに行きますので、きっとマカオの店の宣伝も需要があるんですね。
盧海鵬、奥さん(甄妮かな?)と子供に食べさせてもらってニコニコですね~(そんな客いねーよ!)。
玉郎漫畫 1984年
今はなき漫画雑誌の「玉郎漫畫」。漫画家の黃玉郎が創刊しました。
CMで麥嘉と手を取り合っているのが黃玉郎で、これは「最佳拍檔大顯神通」のパロディです。
1984年といえばまだ順調に成長していた頃ですが、そのうち漫画よりも株で稼ぐようになり、挙句暴落で大赤字になります。更に違法取引と裏帳簿がバレて、実刑判決を受けるのでした。
漫画は面白かったのに残念。
萬里望花生 1982年
ピーナッツのCMです。
30秒のあいだに細かいシチュエーションをてんこ盛り、剥いた殻もてんこ盛り。ナレーションはちょっぴり塩味、とってもクリスピーというセリフ。でも殻付きなのにどうやって塩味をつけるのでしょうか?
ちなみに今でも売っていますが、名前は「萬里脆花生」に変わっています。
Coppertone 確不同太陽油 1986年
今では日焼け止め需要のほうが多そうなコパトーン。このCMは明らかにサンオイルですね。1986年という時代を感じさせます。
登場するのは白人系が中心なので、アメリカ本国で撮影されたモノに広東語のナレーションをのせたっぽいですね。
Chupa Chups 珍寶珠 1985年
日本でも知名度が高いチュッパチャプス。発売当初のキャッチフレーズは「30円で30分楽しめる」でした。さすがに今は40円になっています。
世界中に「珠」は数多くあれど、僕らが好きなのは「珍寶珠」!広東語訳が「珍寶珠」ってなかなかいいセンスだと思いませんか?
高空擲物足以致命(政府宣傳) 1985年
今回はちょっとこわい政府広報の紹介。
高層住宅だらけの香港ですから、窓から物を落とすのは極めて危険です。紙くずのポイ捨てくらいなら大したケガもしませんが、やはりある程度の質量があるものは大変な結果を招きます。
このCMでは植木鉢を落としそうになる場面がありますが、これが一番よくあるパターンです。でも瓶ビールをラッパ飲みしてポイ捨てはさすがにないと思います…。
屈臣氏蒸餾水 1986年
おそらく蒸留水最大手の屈臣氏。香港居民で屈臣氏の蒸留水を飲んだことのない人はいないはずです。なにしろあちこちの施設に屈臣氏のウォーターサーバーがおいてあるのです。日本人学校にも置いてありました。
それでもこうしてCMを流しているのは、飲料水市場がシビアだからでしょうね。ボクシングに、バスケットボールに、マラソンに、スポーツ実況に。ミネラルウォーターには負けられない!
嘉士伯啤酒 (吳耀漢) 1986年
ビールが美味しい季節になってきました!
このカールスバーグのCMはちょっとしたストーリー仕立てです。1986年ですからちょうどインディージョーンズが話題になっていた頃でしょうか?
吳耀漢はCMに出ない人ですし、そもそも80年代は映画に出ずっぱりでしたから、よくこのCMを受けたなぁと思います。
蜂花檀香皂 (一心一意 追求完美) 1981年
時代を感じさせる中国製の石鹸のCM。1981年のCMですが、こんなお風呂に入れたのは香港でも一握りの人でしょうね。
レトロなパッケージですが1928年発売だそうで、なんと今でも売っています。まもなく100年の歴史ある製品です。
白檀の香りが売りのようです。ちなみに私は苦手。
美國紳士牌果仁 1985年
日本でもスーパーなどで見かけるプランターズのナッツ菓子。
CMは20秒なので、日本人としては微妙に中途半端感がありますが内容に過不足もなく、良い構成だと思います。
当時の香港ではナビスコの所有するブランドだったんですね。もちろん今でも売っています。
養命酒 (倪匡) 1987年
薬酒の種類が多い香港でも養命酒は頑張っています。
香港に初輸出されたのがいつかは不明ですが、70年代末にはスーパーで普通に売っていました。パッケージは日本のままでしたが、添付の能書きはちゃんと中国語でした。
CM出演は著名SF作家の倪匡ですが、先日7/3に皮膚がんで亡くなりました。ご冥福をお祈りいたします。