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解釈できることと解釈できないこと

2週間くらいかけてを読んでいて、そのとき起きた事象は立場によってさまざまに解釈されるというところが一番印象に残った。

本の中では、日本と朝鮮半島における歴史が引用されていて、日本としてはやってきた通信使に対して臣下の礼を尽くしに来るのを受け入れているのでるとする一方、朝鮮側は朝鮮で、辺境である日本をチェックするために巡察していたと解釈される例が紹介されていた。

それと、解釈できないこととしては、現在を作る過去は現在を縛るものであり、事実としては解釈の余地がない原点のようなものであるという記述があった。

現在がどんな経緯に基づく今なのかをいろんなレベルではっきり捉えられるようになりたい。そうしたら、ありたい未来に対して今との距離を正確に測れるだろうし、向かいたい方向に今を積み重ねることができる気がする。

学生の時、テスト勉強としての歴史は苦手だったけど、俯瞰してとらえると真理というか当たり前のことというか、日常とそんなに変わらない世界が見えるので知的好奇心がたくさん湧いてきていい感じである。

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