筆のお話/透明水彩
今回は筆についてこだわっている所や使い勝手について、記事にしようと思います。
まず、透明水彩をやるにあたって、筆はとても重要なものです(当たり前ですが)どれだけ大事かと言うと、「筆」→「紙」→「絵具」の順番で優先度が高いかなと思っています。それくらい一番始めにこだわる所だと思います。
水彩で使う筆の大前提として
水の含みが非常に良い
という特徴が「良い」筆の条件だと考えています。
本当に、大事なところなので、こればっかりはあまりケチらない方がいいと思います!
最近はこの3本で大体描いてます。
2本だけ異様に長い筆がありますが、実はこれ「油彩用の筆」なんです。
アクリル製の筆なのですが、中々に水を良く含んでくれます。店頭で買ったのですが、そんなに高くないし試しに使ってみようかな、という感じで買いました。
透明水彩用でたまに使うのはこれです。
自分はSQ1を使っています。水の含みがすごく良くて、細かいところも描ける筆です。…その代わり、含みが良すぎてべちゃべちゃさせたい所が上手くいかなかったり…。
高い筆がいいとは思いますが、その辺はその人が「何を」「どうかくか」でとても変わってくるので、高いけど何となく描きづらかった、という事があるかもしれません。
個人的に安くて描きやすいなと思う筆は、超ベタですが、彩色筆です。学校で買った絵具セットに入ってるくらいベターな筆です。
まぁだから万人向けに描きやすいと思います。
「美術教材用」っていうくらいなので、とても安価です。
とりあえず色々分かんないけど筆どうしたらええのってなったら、これを買えばなんとかなると思います。
水の含みは良いのですが、細かい所はちょっと描きづらいかなと感じます。多分自分の技術の問題…。
細かい所とかは号数が低いもの(低いと穂先が短くなっていきます)を使えばいいので、1本細かい筆を持っていれば良いんじゃないのかなと思います。
…という感じで、3本くらい持っていれば十分だと思います。自分は色々集めすぎて他にも持っているのですが、ほとんど使わない状態になっている筆が多数…。
自分が使っている筆で先程紹介した「油彩用の筆」ですが、いつも画材を買っている画材屋さんのオリジナル商品です。油彩なので柄が長くて使いづらいですが、塗りやすいので使っています。
自分の好みにあった筆にめぐり会えるまで、少しかかるかもしれません。でも、描き味が本当に違う…。
最後になりましたが
100均の筆だけはやめた方がいいです!
弘法は筆を選ばずとは言いますが、プロの方でも流石にオススメはしないと思います。…なんというか、水を含まないし穂先がガタガタだったりしてストロークに要らない筋が残る…など…。
もし、今100均の筆を使っている方がいらっしゃれば、全力で先に上げた「彩色筆」を使ってみることをおすすめします!
次は「紙」について記事を書こうかなと思っています。
それではここまで読んでいただき、ありがとうございました!
鴇乃【Tono】
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