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『今日からヒットマン』 第5話「守るのは妻か愛人か・・・50億円を奪還せよ!!」 感想


概要

放送局:テレビ朝日系列
放送日時:2023年11月24日(金曜日) 23時15分~24時15分

原作:むとう ひろし『今日からヒットマン』(日本文芸社)

脚本:山浦 雅大
監督:中前 勇児
音楽:井筒 昭雄
主題歌:King & Prince「MAGIC WORD」
ゼネラルプロデューサー:大江 達樹 (テレビ朝日)
プロデューサー:残間 理央 (テレビ朝日)、神通 勉 (MMJ)
制作:テレビ朝日、MMJ

番組公式サイト リンク

感想

 "コンビニ"上層部によって課されたミッション「カンウからの50億円回収」。スナフキンの狙撃によって一巻の終わり…かと思いきや、カンウの「伝説の殺し屋"二丁"を一度見てみたい」「"二丁"を眼前でいたぶり殺すのもまた一興」というフラグ提案によって、最悪の事態は免れました。古代中国の武将・関羽(?-220)が名前のモチーフの割には、そして「組織の金を横領しようとしてすぐ捕まった」と言う過去を持つ割には随分と呑気というか…。

 そんなカンウとは対照的に、スナフキンは用意周到・冷徹無比。前もってカンウとてを組み船橋支部回収班を殲滅。習志野支部回収班もキノコ頭を古い手を使って人質に取り、全員拘束。王手飛車取り状態です。
 そんなピンチにこそ冴え渡るのが稲葉十吉という男。営業で鍛えたトラッシュ・トークでカンウを決闘の土俵に引きずり下ろしました(それでも警戒を解かないスナフキンは流石…どちらかといえば乗せられるカンウがアホ)。
 とはいえ、カンウは実銃、十吉はモデルガン。乗せられたカンウはアホとは言え、十吉が不利な状況ではあります(後述する作戦とはいえ、そのうえ片眼というハンデまで与える十吉も見てくれは大概アホ)
 果たして決闘は、十吉の勝利に終わりました。解説すると、決闘の瞬間ちなつ(縄をほどいていた)が照明を消し唯一暗闇に目が慣れている十吉(片眼を隠していたのはそのため)がモデルガンの火花でカンウとスナフキンをかく乱し、銃を奪還して二人を射撃。これまでの不利と思われた要素(モデルガン、片眼、スナフキンの存在)を全て逆手にとっての大金星。流石十吉といわざるを得ない逆転劇です。

 その一方、美沙子さんと遠藤部長は行方知れずの十吉に苦心…。
 それにしても遠藤部長、そういうことこそ山本みたいな奴には話しちゃいけないことだと思います。何が「お前だからいうけどさ…」だ。
 美沙子さんは十吉への疑念が増大。「言うに言えない事情ゆえ、家庭がギスギスしていく様」を見るのはこっちも辛い…。

 とはいえ、晴れて殺し屋卒業…と思いきや、それは「習志野支部 支部長・丸メガネ」との約束で、「千葉支部 支部長・丸メガネ」との約束ではない…というクソ屁理屈で反故に。これはひどい。屁理屈にしたってもうちょっと頭使いましょうよ。
 一方、丸メガネが千葉支部 支部長になったことで元船橋支部 支部長・アゴ(演:岩永ひひお)は暴走。十吉の家族にまで手を出そうとする始末。組織からしたら、こういう「見境なく暴れる暴走バカ」が一番厄介でしょうね…バカは"常人の枠"を超えてきますから。"殺し屋"の時点で"常人"ではない気もする。
 駆けつけた十吉ですが、「人目があるから銃を使えない」というある意味史上最大のピンチ。そんなピンチにこそ冴え渡るのが稲葉十吉という男(本日2度目)。なんとそこら辺のゴミ(ペットボトルと新聞紙)で"即席サイレンサー"を作ってアゴを銃撃。本当にピンチにこそ冴え渡るその能力(精神力?観察力?発想力?)が羨ましいです。僕はピンチでテンパるタイプなので…。

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