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レンティオのペーパーレス化運動について

レンティオ株式会社の三輪と申します。レンティオという3,500種類程度の家電製品やカメラを買わずに試せる(要するにレンタルできる)サイトを運営しています。現在では月間約10万人のお客様にご利用いただいています。

レンティオでは、お届けした商品の中に返送用のガムテープや、返送用の伝票やご利用ガイドなどを入れており、それらのおかげで返却がとても簡単になっています。
※参考※ お届けする商品の他に以下のものを同封してお届けしています

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同梱品については創業時から力を入れていました。というのも、創業時にいろいろなレンタルサービスを使って一番感じたのは返却のしづらさでした。レンタル(お試し)という体験自体は非常に良いものなのに流行らないのは、返却時のUXの悪さが原因だと考えたので、返しやすさを重視したサービス設計にしました。返却のしやすさに関しては当然譲るつもりはないのですが、今回のペーパーレス化で少し変えようと思います。(リピーター様を中心に)少しだけ戸惑われる方も出てくるかもしれません。

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なぜそのような変更を行うのか?

環境への配慮のためです。弊社の事業は、1つの商品をいろいろな方に使って頂けるのでもっと広まれば無駄な消費を抑制することが出来ます。にもかかわらず、梱包資材含めてたくさんの廃棄が生まれており、このままだと胸を張って「無駄な消費を抑制している」と言えないと思いました。レンティオでお届け品に同封している配送業者様の複写式着払い伝票は年間で21万枚ほどになります。今後はもっと増えていくことになると思います。複写式着払い伝票というのは、紙1枚ではなくて5,6枚分です。なので枚数ベースでは100万枚ほどの紙の使用を削減できます。

ではなぜ今やるのか?

元々ペーパーレスにしたかったのですが、やはり不便に感じるお客様も多いだろうということで紙の伝票を使い続ける方法と、紙の伝票を使わない方法の2通りの方法をご提供してきました。ヤマト運輸さん側でもペーパーレスでの発送方法をかなりスムーズにしてくれたこともあり、徐々にレンティオユーザーでも注文履歴経由で返却してくれるお客様が増え、この度半数以上のお客様が紙の伝票を使わない方法でご返送していただけるようになりました。

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また、郵便局からの返送の場合どうしても紙が必要だったのですが、この度日本郵便様との連携でe発送が可能になったのでお客様にご不便をお掛けする可能性が減ったと思い、このタイミングでの変更を決めました。


どのように返送するのか?

(ペーパーレス化以前は)
レンティオから商品を借りて頂いたお客様が返却をする方法は簡単に言うと以下の2種類でした。
①返送用伝票を使う(こっちを止めます)
⇒同梱している複写式着払い伝票に名前や住所を書いて頂き、配送業者様をご自宅に呼ぶ、または直接配送センターやコンビニに持ち込んでいただく

②注文履歴経由で返送(こっちのみにします)
⇒こちらの注文履歴から、返送する・方法を見るをクリックしていただき以下の中からお好きな返送方法をお選びいただく

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どれをお選びいただいてもお客様の方で伝票を用意していただく必要はございません。例えばファミリーマートをご選択いただくと以下のようなページが表示されるので、手順に従っていただくと返送が出来ます(申込券の発券などで紙は使うのですが複写式着払い伝票を使うよりは圧倒的に削減できます)

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当然ですが、まだ紙の伝票を使ってご返送されたいというお客様もいらっしゃると思うのでその際の方法も明記してあります。

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また、わざわざ注文履歴を開くのも面倒だと思いますのでダンボールにこのような印字をし、注文履歴ページにアクセスしやすいように変更しております(既存の段ボールを使い切るまではシールで、それ以降はダンボールに印字します)。

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そのほかにも、今までは同梱品リストというお届け品に同封している付属品をまとめた紙も同封していますがこれも廃止する予定です。こちらも注文履歴から以下のようなページをご覧いただけます。

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また、それらの紙をまとめるためのクリアファイルも年間で12万4000枚ほど使用しておりそれらも同時に使用を止める予定です。

今後は?

他にもレンティオでは、ご利用ガイドや返送用のガムテープの同梱も行っております。ガムテープはまだ難しい気がしていますが、ご利用ガイドも近いうちにwebからご覧いただくような形に変えていきたいです。
他にもダンボールや、製品の外箱などもまだまだ改善出来ると思っているのでこのあたりにも手を加えていき、胸を張って「環境への配慮をしている」と言えるようにしたいです。少し打算的なことを言えば、今後はこのような環境への取り組みをしていないと、お客様や従業員の満足度が得られない世の中になると思っています。

最後になりますが、レンティオをご利用いただくお客様には少しだけご不便をお掛けしてしまうかもしれませんがご理解いただけると幸いです。UI、UXへのご意見は大歓迎ですので遠慮なくおっしゃってください。よろしくお願いします。


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