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Sukoshi Fushigi na 青春(モブサイコ100Ⅲ)

第8話 2022/11/24

こんばんは、七番です。
11/17に発売された原作ファンブックの衝撃と情報量がすごすぎて、いつものごとく全てが停滞しています。原作最終回を迎えて5年経って、初めて知る情報や人物たちのエピソードがどれも濃くて充実しています。アニメだけでも精一杯なのに、何も消化できませんね。
UFO編後半です。

おまけ漫画⑧


全部声出して笑って読んでいました。まずはドリブルレベルなのに優勝は無茶だと言わずに本気で手伝ってくれるところ、無茶だと言うどころか、なんて大きな課題に立ち向かっているんだ…!と受け止める所がテルらしいですね。
また、会話の内容だけで相手がモブと察せられるとこも好きです。

こうして(おそらく)モブが困ったときに相談する相手候補に、テルがいることが本当に微笑ましいです。
モブはかつてテルと自分は似てると言いつつも、タイプは違いそうな二人が仲いいのは見ていて心がほっこりします。
でも確かに純粋で、まじめで、全てに一生懸命になれる所は同じですね。
友達と、球技大会で優勝するために、好きな子にかっこいいとこ見せるために特訓する…素晴らしい青春エピソードでした✨
 


本編


これはただの感覚の話なんですが、ジブリみを感じました。青春で、感情がとめどなく動いて、でも少し不思議で、ファンタジーもあって、映像も細かな仕草も素敵で。宇宙人のカラーリングこうなるんですね、おもしろかったです。こだわりのアイキャッチや、宣伝イラストで留守番になった律サイドも見られて嬉しかったです。

「わからないのよ!」


トメのこの叫びに何だか泣きそうになりました…。部活や同好会や、人が集まる場所ではどうしてもやる気の差が生まれてしまうし、仕方ないとはいえ、本気でやりたい人からしたらしんどいですよね。竹中と同じ気持ちをトメも実は抱いていたこと、竹中が在籍当時に知れていたらなあ、と思いました。後半でも、自分の夢が非現実的なこと、それでも着いてきてくれた皆に感謝してたこと、今日も、今日以外も活動しながら結構葛藤していたこと、そしてトメ自身も皆に迷惑かけてるんじゃないか、と気遣う所もあって、トメの知れなかった所を知れて好きになりました。人間味がありすぎる…。

宇宙人


くるんだーーーーーーー⁉⁉⁉となりますよね⁉⁉そして星空が本当にきれいだ…。前半あれだけ空気悪くて、でもいい話になったな~ってところで、シュールな笑いが来て情緒がごろんごろんさせられます。結構でかいんですね、宇宙人。
そしてまさかの犬川日記のクオリティが2期の最上編並みで、破格の扱いをされていて笑いました。世界観というか、街並みまで描かれていて、より詳しい世界を見た上に、帰還シーンがすごすぎました…力の入れ方がすごい。
 


原作 (98話後半)


このお話、前回の「やろう」に引き続き、モブの成長と頼りになるっぷりがすごく好きなお話なんですよね。「僕は鍛えてますから」のモブが…好き過ぎて…。勿論モブは鍛えてることを自慢したいわけなんかでなく、トメを、皆とは違う方向から励ましたいって優しさが、そしてこの悪い空気の中しれっとそれをできる所が、しかも超能力を使わないで、モブの力以外の魅力を存分に身に着けていて、1巻の姿から見ている人間は親の気持ちになってしまいます。本当に…かっこよくなりましたね…。
竹中が山頂で儀式を始め、「テレパシストです」と宣言する流れがとても好きです。この!最後の!決め台詞みたいな!所まで!余すことなく完璧な流れじゃないですか…?トメの葛藤を代弁し、皆の気持ちを通じ合わせる…そのために力を使う、という、なんというか、優しい力の使い方をする…さらにはテレパシーは本物だった!と信じさせる演出、とてもきれいで好きです。
UFOがくるシーンは、見開き迫力で、本当に来ると思っていなかったので、鳥肌が立ったのを覚えています。本当に、魅せるシーンの見せ方がすごい…。その直後のUFOを見つめるモブのカットが好きです。ただ、この宇宙人の世界観の違いは、原作画だともぶたちが、アニメよりさらにゆるくて、宇宙人がさらにくっきりしているため、さらに際立っていて、めちゃめちゃおもしろいですね。
 

まとめ


原作でもとても好きだったUFO編、アニメでも素敵な演出がされていて見ごたえがありました。言ってしまえば日常編かもしれませんが、中学生の、今のメンバーでしかできないからしたいことをする、本気でやりたい、手伝いたい、と頑張る姿は本当に青春でした…。没入してしまいますね。まさか脳感電波部がこんな青春をするとは、一期の時点で誰も想像もしなかったことでしょう。また、人物の掘り下げや、成長もたくさんうかがえて、本当に描写も等身大の中学生でした…。

観終わってから気づいたんですが、子供だけで大みそかのほぼ夜に山登り行くというちょっと危ないことをするのは(たとえレンタカーを使わない距離だったとしても)、人によってはストーリーのノイズになってしまうと思うんですが、そこに丁度大晦日暇なモブの師匠が着いてきて、でも彼らの青春にでしゃばることはせず、子供が危険な目に合わないように周りと現実を配慮し続ける立ち回りをするのは見事でした。すごいバランスですね??

…ああ、そして、ついに、ついに99話が、そして100話が来てしまう…。予告だけでもう力尽きそうです。終わらないで、モブサイコ100。

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