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第1話・第2話~10/5・10/12~


こんばんは。新年あけましておめでとうございます。

今からモブサイコ100Ⅲの年が明けましたね。

人生がここから新たに始まったかのような心地すらします。七番です。


二期の放送が終了して早大体3年半、ついに待望の、だが終わりたくないからまだ見たくない、でも見たい、複雑な気持ちのアニメモブサイコ100の三期が始まりました。

今回はアニメに先行して公開されたおまけ漫画と、アニメ本編は先行上映会での印象も含め第一話・二話をまとめました。話が長くならないよう苦戦しました。


おまけ漫画①・②

どちらも本編の一エピソードに呼応する内容になっていて何度も噛みしめたくなります。そもそも、8ページ分て、何年分の供給ですか???3年分くらい一日でもらっていいんですか???1の小さい頃のモブは、危機的状況というのもあり、表情や形状豊かでかわいかったです。小さい頃から、霊幻の保護者振る舞いもしっかりしていたことがわかり、確かに本編で必ずしも必要な話ではないが、おまけで知れて嬉しいエピソードにぴったりだと感じました。そして、モブの危機的エピソードが、手こずった強敵ではなく、二人の中で現在に至るまで刻まれているエピソードがこの話であることも、確かに日常で大切なことであるところにほっこりしました。日常おまけ漫画いくらでも見たいです。

2は個人的に、あのたった2ページの中で、エモさと笑いを凝縮させている点がもう、大変逸脱なエピソードでした。筆者はモブの弟・影山律が大好きです。

アニメ本編との時系列はわかりかねますが、まずモブのあの成長っぷりがすごいですね。以前は全校生徒を前にして、本編ではクラスメイトを相手にして、何も自分の意見をうまく伝えられず、かつて同じく徳川に入部理由を聞かれて言いよどんでしまった彼が、今回は生徒会に対してしっかり要求を伝えている…!!もう2コマ目の顔立ちから余裕がうかがえるような気さえしてきます。こんな立派でした?意見を述べる場面では師匠を見て学んでいるのか、身振り手振りも交えていますね。所作まで細かい…。

徳川に圧倒されてぺちゃんこになっているモブがかわいいなあ、と思っていたところで、おまけ漫画初登場の弟・律に全て持って行かれました。「はい。」の台詞一つ、たった一コマの登場でこれほどすべてのオチを持って行く人物がいたでしょうか…?

かつてのおまけ漫画で、廊下に立たされた時も力強い真顔の「はい。」がありましたが、このセリフに律が無駄なくしっかり凝縮されていて、律が相変わらずでいたようで嬉しくなりました。なお、モブを生徒会に送り込んだのは偶然か故意か明記はありませんが、私見では鬼瓦の反応を見るに、故意的な策略派です。

ここまで書いておいて今更なんですが、もう5年近く前に完結した作品のおまけ漫画がこれから毎週、新しく読ませてもらえるって、何事ですか???もしかして今モブサイコ100連載してますか???これは現実ですか???毎週この勢いなんですか???大好きなものの更新が毎週あることが嬉しすぎて、楽しみで、よくわかりません…。


本編

1話

冒頭の大塚さんの語りを聴くと、モブサイコが始まった、というドキドキワクワクが止まらなくなりますね。「これこれ~!」と言った感じです。モブ、身長伸びました?なんか頭身が変わりました?心だけでなく体も成長してるんですか?

霊幻がモブに相談所を始めた件を説明する辺り、今までだったら一度目に話す内容だけで終わらせていたところ、二度目に話すところでは、だいぶモブに対等に心の内を見せかけてる感じがして、何だかもぞもぞしました。この二人については、師弟なのだけれどそれだけでまっとまらない、霊幻とモブとしか言いようのない関係性を感じます。師弟というものを突き詰めればこうなるのでしょうか?

進路の話というのは、学生でも大人でも突き刺さる話かと思うので、モブ視点芹沢視点、両方が見られてありがたいです。また、モブがいろんな人と進路の話をするので、本当にモブはまだただの中学生なんだなあということが実感されます。

毎話心に残る台詞があるのですが、今回は芹沢が依頼人の話を聞いて、自分に重ねる台詞でした。いや、本当に自分も何年も生きてきたけど何も残っていない、と気づいてぞっとしましたね。それに対してもやはり霊幻の言葉に少なからず励まされました。

そこでのモブの台詞も、今後の伏線になってくるという…本当にすごいですね…全てが最終話への伏線に…。また、エクボに今後したいことをきいたり、手厚さを感じますね。きっとこの作品自体を初めて見た人でも入りやすいような、いろんな人物が登場し、依頼をこなすお話でした。


2話

兄のための生徒会議決は通したけれど、自分の分は通せなかった律の顛末と「はい。」

もうメイド律については触れると長くなるので割愛します。原作よりも布と台詞のボリュームが増えていて満足でした。ショウとも、文化祭に来るような中になっていたのが微笑ましいですし、お互いいい友人になれるんじゃないかと今後に期待しています。

こちらのお話では、天草との依頼を通して、マイペースながらも自分自身で悩みを解決するモブの姿に、成長を感じてすこしだけさみしくなります。まあ、それと同じくらい天草のキャラが濃くて、登場している間ずっと笑いっぱなしでした。

妖怪と戦うシーンではこなれた力の使い方をするモブと名刺で戦う芹沢もいて派手で目がひかれます。ただ、いままでもそうですが、どんなに強い対峙相手を倒した後よりも、今回の文化祭を自分たちなりに成功させたモブの表情の方が明らかに明るく清々しいところが、あくまで彼はこの学生生活という日常を生きることの方が悩みは尽きず難しく、そしてやりがいがあるのだとうかがえました。そしてその瞬間を見届けてはいないのに、いつも間接的には関わっている霊幻、という構図が面白いですね。

原作92~93話

上映会後に気づいて驚いたのですが、今回は原作1話分をまるっとアニメ一話分としていて、かなり丁寧に作られているようですね。特に2期の爪編辺りは結構話を詰めてる感じがあったので、これだけゆったりアニメ化されていて嬉しいです。1・2期共に大体6巻分を1クールずつとしていたのですが、これは4巻分をじっくりアニメ化されるのでしょうか…ワクワクが増しますね。

1話は、原作では海のyeahの人は本物ではなかったので、霊幻と芹沢の得手不得手が見られてよかったです。2件の依頼の短編集という感じがしました。また、家で進路の話をして、父にずれてるのに的を得ている指摘をされる兄弟もシュールでいいですね。

2話は、天草無双でこちらも笑いっぱなしでした。アニメでもこの“天草語り”が目に浮かぶようでしたね。また、妖怪大王を倒したオチが、アニメでも即オチ2コマでしたが、原作ではもっと当たり前のように倒されていておもしろかったです。そして、律、ありがとう。ずっとこのシーンがアニメになる日を楽しみにしていました。台詞まで…!文化祭のシーンでは、アニメでよりモブの周りの人たちのことも描かれており、交流が広がっていることばうかがえてよかったです。


まとめ

物語の入りにぴったりな、すっきりまとめられた日常回でした。…なのに、モブサイコは日常回も全て後々に繋がっていくので油断が出来ません。本当にできません。そもそも毎回個人的に刺さる台詞や名言が出てくるのは何なんでしょうか…???進路相談と文化祭という、学生の本分のお話も見られることで、モブは本当にただの中学生なのだなあと実感しますし、家族、クラスメイト、部活の皆との交流も垣間見えて、多方面から見たモブを通じて、モブという存在の質量感がわかりました。また、1,2話での依頼を通して、相談所や、この作品の空気感や雰囲気も掴めました。

おまけ①では、モブと霊幻の初期の頃の依頼(帰り)風景を、本編では芹沢と霊幻の依頼風景が見られましたし、おまけ②では、自分の意見を述べられたモブと自分の意見を押し通した律、本編ではまだ自分の意見が言えなかったモブと、通せなかった律が見られ、なんというか…本当にファンにとってははちゃめちゃに贅沢待遇ですね???

進路相談という日常イベントでこんなにストーリーがふくらむんですか?文化祭というイベントが恋愛イベントとかにはならず、自分で一つ悩みを解決できて、着実に自分で一歩進めた、という達成感を感じられる一成長イベントとして描かれるんですか?学生生活やバイトでもモブの緩やかな変化や、非日常回とのギャップが見られて、もう、本当にモブドキュメンタリー番組を見ている気持ちになります。隣に今大人なモブがいて、モブのホームビデオとしてモブサイコを見て、あのときはこうだったね~と話すような気分です。モブの保護者か近所の大人気分です

本当に、視点を変えたら、きっと世界や生活はもっと充実したものにできるのかもしれないなあと感じさせてくれる、とっても好きなお話でした。

そして、本当に本当にアニメ・モブサイコ100Ⅲ、放送ありがとうございます!!!!!!!ずっと待ってました!!!!こんなに素敵なアニメをこの3か月見られることが楽しみです!!!!全力応援待機します!!!!



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