第二回!あなたはどちらのヨンジュンさん?


あれは一月、気づけばトゥバちゃんたちはパリにいた。
直前にアナウンスしがちなのか、私が情弱なのかわからないのですが、トゥバちゃんたちいつも唐突になにかしてて嬉しい。

待望の本場のパリジャンヨンジュンさんが爆誕したということで、再びアンケートを取りました。

本場のパリジャン、強し!

前回、本場のバリジャン後(?)のアンケートでは、パリジャンとバリジャンが拮抗する結果になりましたが、

今回はパリジャンの勝利!!そりゃそうだ。でも、根強いバリジャン派の方もいらっしゃって嬉しい。
因みにバリジャンという言葉を検索すると、否応なしにパリジャンに変換されてしまった。

ちゃうんよ「 バ」なんよ

バリジャンって言葉も、今後もっと広めていきたいですね。
それではパリジャンの勝利を記念して、パリジャンヨンジュンさん第二弾いってみましょう。

・パリのヨンジュンさん part.2

1999年9月13日生まれの24歳。長い長い足で颯爽と石畳を闊歩する姿に、パリっ子たちの目はいつも釘付け。ベレー帽をかぶっていることからも分かる通り画家志望で、小さな画廊に勤めている。

パリ生まれパリ育ち ベレー帽の奴は大体友達

いったん制作をはじめると没頭してしまうタイプで、個展の前にはアトリエに缶詰になり、油絵の具の独特の匂いを漂わせ、無精髭と5日くらい洗っていない髪でぶつくさとなにかを呟きながら、パリの街を徘徊する。
元々抽象画が好きだったが、ここ一、二年、人物を描くことも多くなってきた。最近はいつかの夏の終わりの雨上がりの日に、庭の薔薇を剪定するおばあちゃんと弟を、懐かしみながら描いている。

一見芸術家気質で気難しそうに見えるけど、親しくなればなるほど奔放朗らかで、おちゃめ。弟やお友達のバッグにゴキブリのオモチャを仕込むような、幼稚なイタズラをよくしているよ。ちなみにリセに通っていた頃、おばあちゃんのハンドバッグに仕込んでみたら、昼寝してる間に、肩まで伸ばして緩いウェーブをかけたばかりの髪を散切りにされ、その日以来彼女にはどんなイタズラもしかけない。

夜は全裸に香水だけを纏って眠る。帰宅即シャワーも浴びず服を脱ぎ捨て、眼鏡も放り投げて、清潔なリネンのシーツに包み込まれたまま朝まで微睡むのがお気に入り。それが清潔なのか、そうでないかは賛否両論ありそうだが、なんだかとってもおしゃれ。

実は、パリのヨンジュンさんpart.1の双子の兄だったりする。今はおばあちゃんの家を出てそれぞれのアパルトマンで自活しているが、職場が近いのでよく連れだってランチに出かける。2人とも、お互いの職場の中間地点ほどにある、フォーのお店が大のお気に入り。今日のランチの話題は、今週末に弟の胸元に花開く予定の、薔薇のタトゥーのお話。原画を描いたのはもちろん、兄である彼である。

おまけ

・ロッカーのヨンジュンさん

ある朝会社のロッカーを開けたらいたヨンジュンさん。そのへんにあった定規で身長を測ってみたら18.15cm、郵便物の料金測定用のはかりにこっそり乗せたら体重は62gだった。
ロッカーの上段に住居を構えており、おしゃれな洋服や帽子が、おしゃれな家具の据え置かれた部屋に散らばっている。とってもおしゃれだが、整理整頓は苦手な模様。

家具や着る洋服にはうるさいようで、通販で購入しては受け取りを私に頼むように。181.5cmの成人男性用のものを購入し、ヨンジュンさんの部屋に投げ入れると18.15cm用になる。お金の出所は謎だが、支払いをクレカ引き落としにしているので、クレカを持っているらしい。因みに「Y」というイニシャルがでかでかと入った人形用の服なぞを強制的に着せると、半日は拗ねるので楽しい。

最近は運動不足解消に買ってあげたトランポリンがお気に入りで、ずっと遊んでいる。

ロッカー生まれロッカー育ち 新入社員はだいたい友達?

新入社員の私が、ミスをしたことを上司に申告する勇気がでなかったり、引き継ぎ通りにやったはずがうまく行かなかったり、その度に落ち込んでいると、慰めてくれたり鼓舞してくれたり、時には諭してくれたり。
仕事の相談にはとても的確なアドバイスをくれるが、恋愛相談を聞くのが好きな割に、アドバイスは全くあてにならない。 

頼もしくて可愛らしい、小さな小さなヨンジュンさんの存在は、いつしか私のなかで大きく大きくなっていった。
ところで私以外に見えてないようなので、多分新入社員だけに見える幽霊とかなんかもしれない。


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