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憧れるだけならタダ

Vの姿で、趣味配信をするようになってそろそろ10ヶ月経ちそうになってきた。

「タレント活動ではなく、趣味として」「あくまでリスナーの配信だから推しは最優先に」という部分を信条として掲げている。
だからこそ、別にお金をもらう気はないし(投げてくれるならとてもありがたいけど)、私を推すくらいならクリエイターたちを推して!私の好きな推しを見て!と来てくれる人には伝えている。

それでも、「Vの姿をしたごませんべい」を好きになって、なんだかんだ愛してくれる人がいる。
身に余る光栄です……!と恐縮してしまうほどである。
最近は開き直って「まあバーチャルの姿はかわいいからな!」と言うこともある。


とはいえ、配信は出来ればそれなりのクオリティにしたいし、「売れている」配信者たちから学ぶことも多い。 トークスキル、配信のレイアウト、コメントの捌き方、サムネイルの作り方などなど。

人前に立つしあわせ


最近ハマっているゲームの影響も大いにあるとは思うが、「アイドル」だったり、「タレント」であったりといった、人に愛される立場というものに、憧れを抱いてしまう。

人生で何度か舞台に立ち、拍手をもらう快感をもう知ってしまっている。
もし、自分が大々的に愛される立場にいられたなら、と考えてしまう。
でも、1人では頑張れない。
「誰かと一緒に駆け抜けられたら」「導いてくれる人がいたら」と思う。
所詮一般リスナーでしかない自分は、配信に人が来てくれて、応援をしてくれる、というだけでもう十分なはずなのだが。人間は強欲なものだ。

歌が上手くなって、ダンスができるようになって、もっと配信に来てくれる人を喜ばせられたなら。
ユニットで、誰かと共に目標に突っ走っていけたなら。

まだ社会に出てすらいない世間知らずの学生だから、こんな脳みそお花畑みたいな夢を見てしまうんだと思う。
人気商売なバイトをして、嫌な思いをしているのだからやめておけ、という意見もよくわかる。

でも、憧れを抱くだけならタダだから。
もし夢に突っ走れる余裕が来たなら、何か気が変わって「タレント活動でやっていく!」と思う日が来たなら、ごませんべいはリスナーの立場だけじゃ満足できなかったんだな、と遠巻きにでいいから、嫌わずに見ていて欲しいと思う。
応援してくれ、とまでワガママは言わない。
でも、何かの気まぐれで頑張ってる奴もいるんだな、とそっと仲良くしてくれれば嬉しい。

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