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vsお風呂

はじめに

みなさん、こんにちわ。
好きなお餅はきなこ餅の、胡麻きな子です🥢
今回はごまときんつーちゃんFile4を執筆。
おそらく持病の方も苦労されてるであろう、お風呂問題についてお話させていただこうと思います。

健常者の方にもグレーの方にも、線維筋痛症のお風呂事情を知るきっかけになりますと幸いです。
また持病の方には、ごまの手探り感からご自分の状況を照らし合わせ、明日へのヒントとなりますととても嬉しいです。


お風呂の試練

まずお風呂の試練をお話しする前に、そもそもお風呂に入れる時は、比較的体調が安定している時に限られます。
つまり、お風呂が強い刺激になるため、その日の体調によっては有無を言わせず入らない一択になります。

特にごまの場合、冬場は入らない選択が倍増します。
シャンプーなんてもっての外です。
人として入浴して綺麗にしたいのは山々なれど、現実は厳しいものです🥲

でわ。本題に入りましょう。
ごまのお風呂の試練は、大きく分けて3つに分かれます。

試練①脱衣所

そもそも脱衣自体から戦いが始まります。
脱衣による繊維の擦れは、まるでやすりで体を擦られているかのような痛みが伴います。

また敵は痛みだけでなく、脱衣毎に発生する体温変動は、痛みで弱った体力をさらに奪っていきます。
特に冬場は脱衣所自体が寒くなるので、変動の振り幅が極端になり、寒いという刺激が体を襲い痛みにつながってしまうのです。

さらに湿度の高い浴室は、私にはとても不快で、毎回呼吸が苦しくなります。苦しいと呼吸が浅くなってしまうため、うまく酸素が供給できず、めまいや吐き気に襲われて、入浴自体を断念することも多々あります。

試練②入浴

さて、ここから入浴です。
そしていよいよ本命です笑
なんせ入ってしまったらクエスト開始です。
もう後には引けません。

まずは湯船に浸かりますが。。。
そもそもお湯に浸かれない可能性の方が高いです。
お風呂は体温よりやや高めの水温、沈むことでかかる水圧、まとわりつく水の膜…
全て私には天敵です!
ですので、入れたとしてもカラスの行水の如く、一瞬で湯から上がります。

そしてシャンプーや体を洗う行為も。
シャワーの強い水圧に耐えながら泡を落とすのは、拷問です。
水の滴ひとつひとつがまるでガラスの破片が降ってきて体に刺さるように痛いです。
難儀です。

また地味にというか、私だけかもですが、やれ急いで脱衣所に駆け込もうとすると、痛みでヘロヘロのなった足が踏ん張りきかず、足を滑らせて転倒するという最悪のオチも仕掛けられていることも(物理的に痛い)
何度も緊張感が抜けて落とし穴にハマるので、油断は禁物です。

試練③ドライヤー

数々の強敵との戦いも経て、着替えを済ませあとは髪を乾かすのみです。
ささっと片付けたいものですが…

ご期待の通り、ラスボスが控えてます。
そう、その名もドライヤー。
こいつは風を暴風に変えてしまう特殊能力を所持しています。
そのため風が肌に触れた瞬間、刃物で切り付けられたような錯覚に陥ります。
あまりの痛さに出血した時のように頬を押さえ込んでしまいます。

さらに困ったことに、最近のドライヤーは重量級です。
片手で持って乾かそうとするとあまりの重さに持っていられず、頭の上に落としてしまいます(物理的に痛い)
体力は限界に達して、立ったままの姿勢でドライヤーを扱うことは困難。

明日のジョーの如く燃え尽きてしまうのが、毎度お馴染みになってきました。


ごまの工夫

いやはや。
なかなか単独でのクエスト攻略は難しいものでして。
最近は一人で果敢に攻めることをあきらめ、こちらも戦略を立てるようになりました。

まずは敢えて闘いに挑まない。
無理せず入らないことが一番大切です。
入らないことで体力を少しでも温存できた方が、心身疲弊の予防にもなります。

そして、浴室に手すりやバスマットを敷いて、転倒防止も心がけました。
二次災害対策につながりますし、タイツの冷たさからも足の冷えを守れます。

さらに、体を拭き用のタオルもこだわってみました。
吸水性が高いものですと身体の冷えも最低限で済みますし、肌の触れ感もやさしい方がストレスが少なくてすみます。
お風呂上がりは、保湿も実は大切だということにも気づきました。
自分の好きな香りもプラスされていると、気持ちがほぐれる気がしておすすめです🌹

また、脱衣所や浴室内も可能であれば室温を保てるようにしたいですね。
元々ごまの家は豪雪地帯なので、冬場の温度差のためにオイルヒーターを設置しております。
空気が温いだけでも全然違いますよ。

そしてそして、一番必要なことは1人ですべて頑張ろうとしないこと、でしょうかね。
私は家族にサポートをお願いするようにして、何かあればアルソックの如く駆けつけてくれます笑
ドライヤーの際も、母の乾かすのを手伝ってもらいます。
最初は自分がお荷物のようで申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
でも、助けてもらえるって本当にありがたいことで、今は感謝の言葉で胸がいっぱいです🥹✨


さいごに

線維筋痛症の方は、真面目で頑張り屋さんな方が多いと聞きます。
だからこそ、助けを求められるように、そして周囲の方も助けを求められたら応えていただけるように、皆さまと手を取り合っていければ素敵だなと思っております。

私もたくさんの方に感謝の気持ちを込めて、2023年最後のnote執筆を終えたいと思います。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます✨
そして、また来年2024年もどうぞよろしくお願いいたします✨

皆さま良いお年をお迎えくださいませ✨

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