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うみがたり

上越市は長野県北部民の庭(海)です。

上越市立水族博物館 うみがたり/新潟県上越市

出口にてワイ「この水族館推せる……だいすき……」

ということで本日の日記を兼ねて。

行くと決めたのは一昨日。それはもう天啓の如く「そうだ、新潟県行こう」と。

というのも、修論の修正が返ってこないことには学校でやる仕事がないので学校に行っても虚無を潰すほかないし、ここ2ヶ月ほどは疲れているのかなんなのか、家にいたところでやりたいことも手につかず、何も進捗を生まないまま1日終わるってことが多くて。なので、どうせ1日を無駄にするのなら有意義に無駄にするべきだ、と。ローカル線で新潟方向に抜けるのは3年前にやったきりでまたやりたいと思っていたので、ちょうどいいじゃないか! とまぁこんな感じで、鈍行でゆらゆら揺られる旅をすることに。

次に、じゃあ新潟県まで行って何すっかな〜、と考え始めたところで、友人から上越の水族館はいいぞ、と聞いていたことを思い出し、目的地も決定。ということで友人に行ってくるよ報告をしました。

ぼく「上越の水族館行ってみようと思うんだけどこれ見とけ! とかある?」
友人「前はたこといかをずっと見てた、おいしそうだなって」
ぼく「……残酷では??」

とまぁアホな会話を挟みつつ、展示がおいしそうなこととペンギン情報とアナゴ展示の家が足りない(ので家に入ってます、という顔をするアナゴがいる)ということを仕入れ、いざ水族館へ!

5:30 起床

ここ半年ほどは早く寝る(前の日に日付超えないうちに寝る)と、1時~2時に目が覚める体質になっていて、実は今日もそれが起きて最初は2時半に目覚めました。そんな早く起きたって仕方がないのでもう一度寝ましたが、次に起きてもまだ4時半。3度目の正直で5時台まで眠れましたが、こんなに細切れでは寝た気がしない。いいかげんにしてほしい。

6:00~6:50 飯とか身支度とか

本当は6時半に家を出たかったのに、何故か気づいたら6:40を回っていて、「あっれ〜??」ってなりました。はい。

その時予定していた電車には当たり前だけど乗れませんので、予定は白紙に戻ります。ただ、乗ればいい路線と運賃という情報は得ているので、「もうこれ調べずにとりあえずそっち行く電車乗れば着くやん?」と田舎暮らしにあるまじき見切り発車をかけ、時刻表をろくに見ずに旅をスタートさせました(到着時刻に期限がない時はよくやる)。

7:15 上田駅着

とりあえず長野までを調べてみたところ、しなのサンライズ号という特殊快速がいたので乗ってみたい! と思い、それに間に合うように自転車で駅へ。駐輪場の支払機でのお釣りの出し方をど忘れして戸惑ってたら、管理人さんに支払機の使い方のみならず駐輪場の使い方も教わることになった。一応もう6回目くらいなのにね……おじちゃんごめん……。

7:30 上田駅出発

サンライズ号は6両編成とかいうレアキャラだった……初めて乗ったから知らんかった……。横須賀色でした!
サンライズ号は高校前駅やしののののののすらもぶっ飛ばす快速なのでちょっとびっくりしました。新幹線と同じだけしか止まらないのでサンライズ号は実質新幹線(おい)。
夕方に走ってる同じようなやつはサンセット号という名称になってるのもまた良い。すきだよそういうの!

8:57 妙高高原駅着

上田からしなの鉄道線兼信越線、北しなの線を乗り継ぎ到着。この時妙高高原駅から先の電車情報を知らなかったので、まずは時刻表を確認しました。すると。

9時台がない( ˙-˙ )

次の電車は10:23でした。

妙高高原駅にマジなんもないことは以前訪れたときに知っていたので、軽く後悔しかけましたが、そこは田舎暮らし6年目の意地です。

ワイ「1時間半か、散歩すりゃ潰せるわ」

というわけでれっつごー散策!! 本当にただ歩くだけの散策!!

音楽聴きながら市営バスのバス停6つ分歩いて駅に戻るという行程でしたが、坂道がめちゃくちゃきつくて、地図的には大したことない距離しか歩いてないのにめっちゃ疲れました。うん疲れた。

もともと雪の降らない地域に住んでいる上に今年はほんとに雪が降らなかったので、積雪を見てうわぁ……ってなってました。でもたぶん妙高市に住んでる人からしたら屁でもない雪量なんだろうなぁこれも。

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妙高高原駅にて

駅周辺を歩いてみて思ったのは、人の気配がなさすぎて怖い!!でしたかね。家は割とあるのに、出歩いてる人もいなければ車通りも全然なくて。平日のこの時間だから勤め先や学校に行くのに人が出払ってるってことなのかなって思いましたが、それにしても家の数と人の気配が合ってない。明らかに人の気配が少なすぎた。そういうもんなのか……?

あと疲れて待合室で休憩してたら外人さんに囲まれた。外人さん8割みたいな感じだった。妙高高原海外の旅行サイトとかで人気なのかな? こんな辺鄙な駅にようきたね??←ひどい

池の平とかに行くのに最寄りの駅となったら妙高高原だからかなぁ。

10:23 妙高高原駅発

さてようやく出発です。この時間の運行車両自体は9:02に駅に着いていて、わたしは20分前くらいに乗ったんですが、乗客が少なくてびっくりしました。w

ここから直江津に向かいます。乗車するのはえちごトキめき鉄道妙高はねうまラインです。

なので、こちらを旅のお供にしました。

1曲目が理由です。単純ですね。

11:13 直江津駅着

直江津ははじめましての駅でした。新潟県で使ったことある駅は妙高高原、高田、上越妙高、新潟だけなので。はい。

降りたワイ「自動改札がある!!」

これだけでびっくりできるから田舎者は安い。規模や雰囲気は篠ノ井駅を彷彿とさせるつくりでしたねぇ……。

水族館側の出口にはまちなか水族館なるものがありました。表示が冬仕様でかわいらしい。

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ここから水族館へは徒歩で向かいました。バス利用やタクシー利用案内も駅に出てましたが、徒歩15分と書かれていたら歩く一択です。1時間以内なら全然どこまでも歩きますわよ。だってさっき歩いたもんね!!!!←

到着したのは12時を回る本当に少し前で、お昼を食べてから水族館に行くかちょっと悩んだけど、チケットカウンターの方たちにようこそ! と言われるがまま吸い寄せられてチケットを買ったので、流れで入館。順路に従い3Fから参ります。

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海ー!!!!

海なし県民、とりあえずこれやりたがる。もはや儀式。
(ホームページの写真は天気がいい時のやつだからより海感あるよ。見てみてね)

そこから順に見て回ります。バレンタインイベントということで、交尾がちょっと不思議な子達については解説パネルが貼ってありました。人間に好き勝手言われちゃって可哀想に……(?)。

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見つからないオニオコゼ。

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葉っぱの狭間で休んでるっぽい子。器用だな君。

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日本海の地形を再現した水槽だそう。友人に聞いた通り、泳いでいる魚がおいしそうなセレクトだった。

鮭の稚魚もいました。まだいくらやすじことして見るあれの名残がありました(写真に撮ったところでわからなかったので割愛)。

いかたこエリアよりスルメイカ。

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水蛸はわたしの前にいたお客さんがカメラ構えたあたりからキレ散らかして水槽めがけてべっとりくっついてきてたので、実質吸盤でした。←

深海の生き物ゾーン。タカアシガニ!!(これしか知らない)

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そして個人的メインイベント、ペンギンエリア。

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はい優勝。とにかくめちゃ距離が近い。あと目の前で割と勢いよく排泄をしてらっしゃって、これあと数秒わたしが歩くの早かったらモロ靴や服にアタックされてたなというヒヤリハット事案もあった。

シロイルカ。

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3Fでこの水槽の上部分を見ているので「下ここでこんな風なんだー!」って建造物の構造にウキウキできます。しました。

建物自体もあまり大きい訳でもないし、冬の平日だったからかお客さんもまばらでまぁめちゃ好きなペースで歩けたので、1時間くらいでひと通り見て回れました。とても満足。

ミュージアムショップではぬいぐるみをお迎えするかギリギリまでもうめちゃ悩んで、「お前!!引越し控えてる!!」と言い聞かせて我慢しつつこちらをお迎え。

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革ストラップ〜!!!!

ついでに併設レストランでお昼ごはんもいただきました。

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イノシシのハンバーグ! めちゃうまだった!
あとキッシュがおいしすぎて今度キッシュ作ろうって決意しました

これは平日限定のランチプレートなんですけど(¥1,200)、平日に遊び回れる身分っていいなあ〜最高だなぁ〜と思いました。正直土日とか連休とかって何するにも金かかるし、サービス業バイト経験者だからこそ言うけど、働いて同業者の負担を減らしたいって思う。←
トレイが弊バイト先のと一緒で「あっこれ重いし木目調の方が水分吸い気味になるからなかなか乾かないやつ……扱いめんどくさいやつ……」って思ってしまったのは許してほしいところです。ほんとこのトレイになってから腰にかかる負荷が増えたんだからね! 今までだってそれなりに腰を犠牲に働いてたのに!!←


……とかいう脱線は置いといて、水族館に満足した鶯さんなので、レストランで帰りの電車を調べます。ただ今13時半。

次は14:28。

この旅路がはねうまライン律速であることは行きに痛感したので、これは絶対に逃すまいと思いながらも、わたしは知らない土地へ来るとスーパーを覗きたくなる病を患っているので、行きの道で目星をつけていた商業施設を冷やかしました。
そしたら地元の某商業施設を彷彿とさせる雰囲気で。ほんとうによく似た空気感で、「あの頃の地元が恋しいぜ!」ってノスタルジックをなぜか数度しか訪れたことのない新潟県で発動するはめに。
某商業施設はATMと市営地下駐車場と最上階の催事場に用事があってよく行ってました(と書けば地元が同じ人間には伝わる気がする)。

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こちらはその時に買ったペンギンどら焼き。

14:28 直江津発

はねうまラインさえ乗れてしまえば、あとの電車はそこそこ本数があるので、帰りはやばい待ちは発生しませんでした。長野乗り換えなんて猶予3分だし始発駅だから人はたくさん乗ってるしで車内暑かったですね……。

そんなこんなで家を出て11時間後くらいに無事帰宅し、本日の旅行全日程終了です。
わーいパチパチパチ

鶯さん的うみがたりのいちばんの推しポイント。

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表示がペンギン。

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エレベーターに乗ってるのもペンギン。

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エスカレーターに乗ってるのもペンギン。

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立て看板の支柱的なアレもペンギン。

とにかくペンギン。めちゃくちゃペンギンを推しているのがこんな細やかな部分からも伝わってくる。

というのも、ここ上越市立水族博物館はマゼランペンギンの飼育数が世界一なんだそうで。その貢献度やアルゼンチン大使館から感謝状を贈られるほど(感謝状も展示されてるので見れるよ!)。
だからペンギンをメインに据えるのはとてもよくわかるのだが、その愛の示し方がすごい。ピクトグラムまでペンギンにしちゃうその愛の深さ最高だよ! 
来館者アンケートにもその旨しっかり書き記してきたし伝わってるといいな!!

ということで本日はとてもいい日でした!!!! たのしかった!!!!!!

おまけ:マゼランペンギンキーホルダー追加により、いい加減情報が渋滞してうるさすぎるリュック(これで通学しています)

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歩くと音が鳴ります。

スキを押すと何かが出ます。サポートを押しても何かが出ます。あとわたしが大変喜びます。