旅するノート

とくべつな場所に行かなくたって、どこか遠くに行かなくたって。
何気ない日常でも、意識的に過ごせたら、それはきっと旅になる。

コンセプトからすでに大好き。

トラベラーズノート/デザインフィル

これに限らずここの商品は割とかなり好きなのでデザインフィルさんに記念エントリーしようとしたら、ES提出項目に自己PR動画(応募者本人が顔を識別できる状態で映っていることが必須)なる項目があって、動画でPRできるようなものも持ってないし、そもそも自分で自分の動画を録るなんてことができる性格でもないので、まぁ出すの諦めました。

自分の容姿は嫌いではないから、姿見の前に立って「もっとこうなりたい!!」って思うみたいなことは全然ないんですけど(ランニングを日常的にして痩せたいなぁくらいは思うけど)、かといって自信があるとかってことでもないから、そもそも写真やら動画やらに映りたくないっていうのはあって。しかも自己表現は見た目なら服装髪型に出してるから、顔を識別できる状態ってのが軽く地雷な節もあった(化粧もしないし)。何かしてる動作的なところにしても、絵を描くなり文字書くなりが主なので、そもそも動画に何を撮れと? みたいな。定点カメラで絵を描いてるのをタイムラプスするとかですかね? そしたらやっぱり顔映らないよ手元出したいよ絵描きなんだから。

……っていう個人的なアレな感情が含まれた思い出話は置いといてですね。

トラベラーズノートです。

ほんとに雑に説明すると、革のカバーをしていて中身が付け替え自由な手帳、というところですかね。

プロダクトのコンセプトにも記載がありますが、構成がシンプルな分、使う人によってその人だけの手帳が出来ていきます。かけがえのない相棒に育っていく。

なのでこんな投稿コーナーもございます。

見てると、世の中にはこんなにセンスのいい人がいるんだすごいなあとアホな感想しかわきません。←

余談ですが、これが相棒18『善悪の彼方〜ピエタ』にキーアイテムとして出てきたときは「その使い方!!!! おまえ!!!! ありがとう!!!!」ってなりました。誰に菓子折送ればいいですか、美術さんですか小道具さんですか、それとも脚本さんですか??

わたしはこのトラベラーズノートを2012年から使っています。

今うちにいる子たち〜!

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仲間入りした順番と時期は、ブラウン(レギュラー)/2012.12→ブラウン(パスポート)/2014.04→ブルー/2015.03→キャメル/2019.04です。

ブルーとブラウン(パスポート)は革用ワックス塗り込んだ直後だったので傷が目立ってないですが、ほっとくとブラウンくらい傷だらけのボロボロになってます。はい。

革カバー表側の左下にはプロダクト刻印があるんですが、そこにも時期が現れていてちょっと面白い。

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以下こんな感じで使ってるよ編

・ブルー

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昨年の秋にトラベラーズファクトリーでいただいた革タグを通しています。

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中身はこんな感じ。

挟んでいるリフィルは週間ダイアリーで、これに毎日日記をつけています。

ジッパーケースとクリアカードホルダーにはシールとカード、ミニ封筒を入れています。

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封筒側。

それからSuicaペンギン×東京駅クリアファイル。チケット入れてます。

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なので、遠征の時には何を忘れても絶対このノートは持っていきます。

このノートを忘れるということは、イベントやライブのチケットを忘れるのと同義なので、すなわち死です。わざわざ交通費かけて遠出した意味が消滅するなんてそんな虚無は耐えられない。生きてる意味ない。←

・ブラウン(パスポート)

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真鍮パーツと革カバーの隙間のゴム紐部分にストラップのチャームを取り付けてみました。つい最近の出来事。


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ここにもジッパーケースをつけていますが、特になにも入っていません。保険みたいなもんですかね(なんの?)。

月間ダイアリーを入れてスケジュール帳っぽくしていますが、学校生活ではスケジュール帳なんて必要なかったので、ここ数年ほとんど使ってませんでした。

今年からたぶん使う頻度増えてくと思う。使おうね。

あと今これの余白ページに東北行きたい計画をだらだら書いてます。

・ブラウン(レギュラー)

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ここにもジッパーケース。これはちゃんと仕事してて、これの反対側のポケットの方に切れたミサンガとかいつかに引いたおみくじとかがしまってあります。

リフィルは無地軽量紙1冊と無地MD紙1冊。『思い出帳』と称して、日々の日記とは別に思い出を書き連ねるノートをここに作っています。昔は日々の中で思った忘れたくない感情もここに書いていたけど、今はそれを大学ノートに日付と一緒に記してるから、だいたいがなにかの思い出です。

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こんな感じで写真ペタペタ貼って。

ライブの思い出回ならチケット半券を貼ります。

・キャメル

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買ったそのままのに下敷きとジッパーケース足しただけです。

これも用途としてはブラウン(レギュラー)と同じで、思い出帳です。

思い出帳の2冊目が終わった段階で、ブラウンの厚みがそこそこになったんですね。チケット半券だの写真だの貼ってるので仕方ないんですが、このまま3冊目を入れるのはちょっとさすがに美しくないな……と思って。
じゃあどうやって3冊目を作るかを考えて、最初は1冊目を抜いて新リフィルを入れようかなとか思っていたんですが、1冊目のリフィルはもうここに挟んで6年は経ってたから、なんかあんまり抜きたくなくて。でも2冊目を抜くのは時系列的にちょっと違う。

そんなことを悩んだまま、ある日リフィルを調達しに行きました。
わたしの住んでる土地は田舎なので、最寄りの取扱店でも電車に乗る必要がある。だから悩んで答えを出してから、とするといつになるかわかんないんですよね。だから先に店に行って、自分を追い詰めて(?)しまえと。
そこでキャメルカラーと出会います。
わたしが最初にキャメルカラーのトラベラーズノートを見たのは、2015年の数量限定コラボ版パスポートサイズで、実はその時からキャメルカラーに憧れてはいたんです。ただ、その時はパスポートサイズまで持たなくても、と思ってお迎えするのをやめた。
そのあと数年経って、キャメルが定番カラーに仲間入りしたのは知っていたけれど、使う場面が思い浮かばないからと、仲間入りさせてあげられる機会を逃していて。

ここでわたしは、あることに気がつきました。

「今ってキャメルお迎えする絶好の機会じゃね????」

今なら思い出帳の増殖っていう口実が出来るんですよ。

わたしはブラウンからリフィルを抜くのがなんとなく嫌だって思っている。
リフィルを抜きたくないのなら新しく思い出帳を作るしかない。
今家にあるノートにその枠を担える子はいない。

ほら!!!!

ということでお迎えしました☆

思い出帳は思い出帳という名前だけあって、後で写真整理したり色々してから編集するものなので、基本家から出ることはありません(編集も家でゆっくりやるので)。
ただわたしがたまに眺めてニヨニヨするだけのものです。それに革カバーいるんか言われたらちょっとごにょごにょしちゃうんですが、わたしが楽しいからいいってことにしておいてください。

こんな感じでとても自由度の高いトラベラーズノートですが、意外とユーザーが身近にいないんですよね……。なんで?? 田舎だから?? わたしは大好きですこのノート。

はじめて学会に行った時、切符から何から全部取っておいて後で提出しないと費用精算がされないっていうので、とりあえず全部このノートのジッパーケースに入れるか挟むかをしていた時に、「旅のお供にってこういうことかー!!」と感動したのも覚えています。

あれ以来もうどこにでも連れて行こうって誓ったもんな。それまでもいろんなところに連れてってたけどな。

あと、わたしはずうっとこれを使い続けているので、大学の友人からは「トラベラーズノートって聞くと、なんとなく鶯さんの顔が浮かぶんだよね〜」と言われたことがあったりもします。うれしい。

今はブラスクリップがほしいなって思っています。クリップで挟んで、その自重でノートを開きっぱなしにするというライフハックをこないだTwitterで知ったのでそれがしたい。

トラベラーズノート、すごく頼もしい相棒です。

スキを押すと何かが出ます。サポートを押しても何かが出ます。あとわたしが大変喜びます。