家族旅行②

わけあって今日は東京駅をふらふらしていたんですが、わたし東京駅に数えるほどしか訪れてないのに、なんだかすごく思い出深い駅だなって感じ始めていて、ある程度いろんなものの位置関係を覚えていることに気が付きまして。

たぶんここまでの自分を振り返ってすごく大事だなって思える出来事がある時に訪れていて、だいたいその時に東京駅で泣いているからなんですね。東京駅、きっと沢山の人の涙を飲み込んできた駅だと思うんですが、その何億分かの一にわたしもいたみたいです。

まあ泣いたっつってもライブ幸せだったー! とかしあわせな成分の方が多いですけど!!

そんなこんなで昨年の今日、家族旅行2日目です。
すごい昨年の今日も今年の今日も東京駅にいる!!!!←

朝ごはんはおひつで米が提供されるタイプの和食でした。鶯家の面々は、最盛期と比べればかなり落ちた方ではあるものの、基本的によく食べます。おかげでわたしは年がら年中冬毛スタイル(丸い)です!←
まあそういうわけなので、朝ごはんも全員がおかわりしきらないうちにおひつが空になりました。わたしはおかわりできなかったのでしょんもりしました。
宿の朝ごはんって朝からめちゃくちゃおかず提供されるじゃないですか、あれすごいですよね。いくら前日に仕込みしてるとかあるにしろ、朝7時とかからあの量提供できるようにしとくってすごい。5時には出勤してないと仕込み間に合わなさそうだけど、それってつまり従業員の方何時起きですか?? みたいな。
しかもこの時テーブルに色々運んできてくれた人が(たぶんうちの担当の方みたいなあれだったのだと思う)昨晩の夕食の時と同じ人で。

そのときのぼく「えっ寝てないのでは!?!? 休めてるのこの方!?!?」

宿泊業の従業員さんのシフトや身体ってどうなっているんだろう……。ちゃんと十分な休みとお金がもらえていますように……。

まず宿を出る前に、昨日購入したプリンをみんなで食べました。

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タレの入れ物がカバ型なところが推せるポイントですね。あと牛乳瓶。
テレビで紹介されたこともあるらしい。新たな名物にしようと頑張っているとのことでした。是非定着させていただいて、長く続けて欲しいです。何事も維持するのがいちばん難しい。上り続けないと維持すらできない。しんどいよな。

そして、宿泊を伴う旅をするときのわたし個人の恒例行事もここで行いました。

書き置き。

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宿側からしたらゴミ残してくなよと思われるかなとか、ありがた迷惑なのかなぁとか、そんなことよりチップ置いてけとか思われてるんだろうなぁとか色々思うんですけれども、それでもどうしてもやってしまう。チップ置いてけるような財力ください。

余談ですがこれするためだけにルーズリーフ持っていきました。

2日目は最初に来宮神社へ参拝に。母曰く、新幹線からも見えたとか。

参拝後に御朱印いただけるかしらと思って授与所を覗いてみたところ、30分待ちとかだったので諦めました。めちゃくちゃ大きい神社で、たぶん何人もの体制で授けてるだろうに、それでも30分待ちになるってすごいな……連休中日だったからかな……。

そのあとは神社を散策していたのだけど、わたしは美術館でも博物館でもどこでも人より散策スピードが速めなようで、だいたい同行者を置き去りにします。今回も家族を置き去りにしました。
なので暇だなぁ〜ってなってたら、絵馬に書かれた願い事が視界に入り、それをうっかり読んでしまいまして。
願いの想いの強さにあてられてしばらく動けなくなってました。もうほんとびっくりした。人の感情が詰まったものは、意味はどうあれ人を強く惹きつけるんだな、と改めて実感しました。あの方の願い、叶うといいな。

神社をあれこれ怒られない範囲で探検したあとは、熱海城とトリックアート美術館へ。
ここでもなんか時代を感じました。昔はすごかったんだろうな、的なあれを。
トリックアートはノリが悪いつまんない! と姉に叱られましたが、そういうキャラじゃないんだよなぁ〜とノリの悪さを貫き通しました。
いつでもどこでもごーいんぐまいうぇいで生きていたい。

この辺でお昼になって、でも結構朝に結構いろいろ食べてたからちゃんとお昼じゃなくていいよね〜、ってなって、観光にしてももう割とみんな満足してたから、じゃあこの辺で解散するか! という感じに。

なので熱海駅でわたしは東京へ、姉1は京都へとこだまに乗り、両親は神奈川に住み車で来ていた姉2の帰宅にギリギリまで付き合い神奈川からひかりで名古屋へ、という感じで解散。この旅行は姉2がぜんぶ運転してくれていました。マイカーつよい。

久しぶりに家族旅行して改めて思ったのが、「みんな歳取ったなぁ」でした。自分も姉も親もみんな。みんな平等に時間を重ねているのだから当たり前なんだけどね。

それで、歳を取ったからなのか、わたしからの家族の見え方が割と変わっていて。

自分が大きくなって、見聞が広くなって、その上で家族といると、昔実家にいた時とは違う感覚になったり、息苦しくなったりすることも増えて。昔は何も考えずに同意できたことに同意できなくなっていたり、些細な言葉の選び方にわたしが勝手に傷ついてしまったり。

でもそれでも家族なんだな、って。というかそれが家族なんだなって思いました。

血縁以外のコミュニティは、究極のところ自分で繋がりをコントロールできるけれど、血縁だけはその物理的な現象が先にあるから、絶対に選べない。選べない他人同士の寄せ集め。

他人同士の寄せ集めなんだから、価値観が違うのも、些細な一言の攻撃性にお互いに気がつけないのも、ある意味では当たり前。そういうものなのかなって。

……なんか家族に対して後ろ向きに思ってるやつみたいなこと言ってるね。←
そういうものなんだな〜って思った、というだけなので! 信用は置いているし今のわたしは家族の庇護なしには生きられないので! 嫌いとか縁切りたいとかそういうのは今のところないので!

そんな感じで色々考えることがたくさんあったなぁ、と思う1泊2日の家族旅行だったのでした〜。

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