編み物を始める時の雑感

編んだ物……https://note.com/5ktby5ai/n/n8d3764f157c5
輪針レビュー……https://note.com/5ktby5ai/n/n58511b82aaf8


*編み物を始めるときのこと

ちょっとやってみたい的なお試しであれば、とりあえず100均でかぎ針と毛糸を買うのがいいと思います。
買う毛糸は何でもいいのですが、明確に編みたいものがなく、編み方を全く知らない人であれば、エコたわしなどによく使われるアクリル並太の毛糸を買うのがおすすめです。
(明確に編みたいものがある場合はその毛糸を買うか、100均毛糸メインで編まれている方の動画などの中から好みのものを選ぶといいと思います)
(私は練習が嫌いなので、動画で編みたいものを見つけてからぶっつけ本番で編んでいます)
買うかぎ針は、毛糸のラベルに書いてある号数を買いましょう。例えば「カギ針5/0〜7/0号」と書いてある場合、とりあえず一番右のサイズ(7/0号)か、真ん中のサイズ(6/0号)を買っておけばいいと思います。
その際に、毛糸用のとじ針、段数マーカー(切れ目があるもの)も一緒に購入しておきましょう。とりあえずこの4つ(毛糸、かぎ針、とじ針、マーカー)があればOKです。他のものは必要に応じてで大丈夫です。

*もっと編みたくなったら

編み物を実際にやってみて、もっとやりたい! 楽しい! と思ったら、きちんとした道具を買うことをおすすめします。
編み物は繰り返し同じ作業をするため、道具の質が編みやすさに直結します。100均のかぎ針は太くなればなるほど針先が丸くなり、編みにくく感じる傾向にあります(個人の感想です)
価格も比較的安く、購入しやすく抜群に編みやすいアミュレの購入をおすすめします。7mm~の大きい号数もアミュレのジャンボかぎ針が編みやすくおすすめです(個人の感想です)
実店舗他通販でも買え、アマゾンではセットが3000円台で購入できます(22年1月現在)
Clover アミュレ
https://clover.co.jp/seihin/amure.html

他にもかぎ針メーカーは色々あり好みで選んでもいいと思います。私はデザインが良かったのでTulipのETIMOを購入しました。
後に細い針(2/0~3/0号)はアミュレを追加購入しています。それまではダイソーの2/0号がETIMOより使いやすく感じたので使っていました。
細い針なら100均のも悪くないと思います。

*かぎ針編み

編み物を始める場合、とりあえずこちらからやるのがいいと思います。
とりあえずなにか編みたい場合は、You Tubeなどで検索して、エコたわし等の小物を編みながら、円や四角の編み方を学んでいくのがいいと思います。
今は動画で解説してくれているものがたくさんあるので、独学でも十分編めるようになると思います。
私は最初ペン持ちという持ち方で編んでいましたが、指が痛くなったので今はナイフ持ちという持ち方で編んでいます。

かぎ針はペン持ちとナイフ持ちのどっちがいい?それぞれの利点とおすすめの持ち方
https://congurumi.com/hold-crochet/

*棒針編み

かぎ針編みを初めて半年後くらいに、棒針を譲ってもらったのをきっかけにはじめました。が、基礎からじっくり練習するのが嫌いなのもあって、コンビ式に出会うまで半年くらい、何回かやってはヽ(`Д´#)ノ ムキー!! となりつつ放置していました(最初からイギリスゴム編みをゴム編みの作り目で始めるという無謀なことしてたせいです)
コンビ式は右からガッと針を入れて表も裏も編むのでわかりやすく、私向きでした。このおかげでフランス式にもすんなり移行できました(理屈ではなく力技で覚えているのがよく分かるエピソード)

初めての人は、かぎ針編みのときと同じくアクリル毛糸+100均の輪針で始めることをおすすめします。
作り目やふせどめはかぎ針でもできます。かぎ針から始めた人には馴染みがよくおすすめです。
リカバリーはかぎ針でやることも多く、無駄になりません。

【棒針編み】slowly かぎ針を使って作り目をつくる方法 cast on
https://youtu.be/LC8dbaoszRo

かかっている目を見て表と裏の区別がつくようになって、きれいに作りたいとか、伸縮性をもたせたいとか、そういう目的が出てきたら色々な作り目や伏せどめを試すのがいいと思います。
メリヤスはぎとゴム編みどめの仕組みはどちらも同じなので、一回覚えてしまうと楽です。

かぎ針をやったあとでであれば分かると思いますが、絶対長く続ける! という場合はいい道具を買う必要性が出てくるため、決意がある人は100均からではなく輪針セットを購入してもいいと思います。
なぜ輪針がいいかと言うと、何かを編む際に融通がききやすく、編む場所を取らずコンパクトで比較的低コストだからというのがあります。
その分ちょっと高いので、購入の際は色々見て吟味するのがいいと思います。
棒針はかぎ針編みと違って、編むサイズで道具の長さを変えないといけないため、輪針の切替式をセットで持っているととても便利です。
単品輪針だと、編むものにあったコードの長さのものを都度買い揃える必要があり、幅広く色々なものを編む場合はコストが掛かりすぎてしまう可能性があります。
(逆に4playのソックヤーンで靴下しか編まないよという場合は、好きな針一本買えばいいみたいな感じだったりもします)

何を買うのがいいかは一概に言えませんが、私みたいにぬい服メインで編む場合は(五本針などでない限りは)マジックループがほぼ必須になるためChiaoGooが断然おすすめです。
ChiaoGooのスモールはオプションパーツでミニのコードが利用できるため、ChiaoGooミニ+スモール+スモール針先ミニケーブル接続アダプター)の購入がおすすめです。
(5.5mm以上の針も使う場合はまた変わってくるとは思いますが……)

ChiaoGooでない場合でも個人的にはメタル輪針がおすすめです。ただし木製や竹製のほうがいいという方もいるため、好みにあったものを選ぶのがいいと思います。

私は最初デザインでLYKKEのインディゴブルー3.5インチを選びましたが、(ドール用ではなく普通の)ニット帽等の小物が編みたい場合は3.5インチサイズ等のショートサイズの針を持っておくと便利だと思います。国産のSeeknitも竹製ながら編みやすくおすすめです。
LYKKEはKnit Proとのコードの互換性がある(自己責任)ため、LYKKEの木製とKnit Proのメタルで揃えるのも、無駄が少なくいいと思います。
Seeknit
https://www.seeknit.jp/

*ぬい服を編む場合

■かぎ針で編む

すぐ始められて、小物からウェアまで幅広く作ることが出来ます。
かぎ針でウェアを編む場合は、細い毛糸だと薄く仕上げられます。
ドール用のかぎ針本は多く出ていますが、基礎的なことが出来、編み図が読めるようになってからチャレンジする方がいいと思います。
構造さえ理解できれば、手持ちのぬいちゃん用にアレンジするのは比較的簡単だと思います。

■棒針で編む

ドール系の本では細い針+細い糸で編まれていることが多いですが、本に載っているものよりも太い糸で編むことは可能です。
本に載っている作品は、基本的な編み方がわかっていることが前提の難易度だと感じます。
編み方をある程度理解できていれば、本を見て好みのサイズにアレンジすることができると思います。

ドール用でとりあえずなにか作りたいという場合はマフラーがおすすめです。
個人的には猫耳帽子も簡単で可愛く、色々な糸で編んで楽しいのでおすすめです。
ぬいちゃんのサイズさえ測れば糸の太さなども自由であり、簡単にアレンジできます。

ソックヤーンで編む猫耳帽子
https://twitter.com/mob80928364/status/1445656083020664836

細い針は入手しにくい場合もあり、細い糸で編むのは根気も必要なため、3.0mm~の針で編める作品からはいるのもいいと思います。
いきなり細い針(~1.5mm)と糸で編むのはあまりおすすめしません…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?