「うわっ、こえがおおきくなった!」

Aくん「せみ、どこにいるの?」
担任「あそこじゃない?」
Bくん「どこ!?」
担任「(たくさん並ぶ木を見ながら)んー…どの木にいるかはわからないなぁ」
AくんBくんCくん「みーんみんみんみん、みーんみんみんみん!!…」

(せみ)ミーンミンミン、ミーンミンミン!!ミーンミンミン!!!

Cくん「うわっ、こえがおおきくなった!」

夕方テラスに出ると聞こえる蝉の声。
3人で蝉の鳴く真似をしていると、それに応えるかのように蝉の声も大きくなり、蝉と子どもたちの大演奏会に。

蝉の声は夏の風物詩、夏の「音」。
子どもたちは蝉の声を耳で聞き、目で捉えようとし、蝉の声を口を通して真似て表現して、全身で楽しんでいました。
その姿に、こういう学び方が本当に大切だなと感じました。

机で本を開いて学ぶ…それももちろん大事なことなのですが。
もっと根本的な、人間としての生き方…
夢中で遊んでたら〇〇に詳しくなった、
遊んでいるうちに〇〇ができるようになった、
そんな生き方、学び方ができたら幸せだなぁ、と。

学ぶ=勉強する=無理して頑張ってしなくてはいけないこと、ではなくて。
私は、遊ぶ=学ぶ、遊ぶ=生きる…そんな楽しい生き方をしたいし、周りの子どもたちも、そしてかつて子どもだった大人たちも、そんなふうに人生過ごしていけたらなぁ!

…そうやって、この日本中が明るく楽しくなる未来を夢見る今日この頃です。


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